J2第6節、清水はアウェイで
熊本と対戦し、2-0で勝利した。
首位の熊本相手に前半は押されたものの、
後半、相手がバテたところで大前の2発。
無失点勝利は6試合中5試合となり、
リーグ戦での連勝は、
2014年4月の4連勝以来、なんと2年ぶりだった。
相変わらず、攻撃の内容は良くなかった。
ミスが多くて、最後のところで工夫が足りない。
ゴール前に迫る回数が、かなり少ない。
だから、試合がつまらない時間帯が長かった。
それはここまでの全部の試合に言えるけど、
お互いJ1ほどのクオリティがないうえに、
ゴール前での攻防は少ないから、退屈な試合が多い。
大前が走り込んでゴールしたり、
真ん中のデュークがサイドに展開するとか、
試合を重ねるごとに、いい形が見えてきてはいるけれど、
まだ全然足りてない。
その回数をもっと増やすことが、
次の段階では重要になってくと思う。
とはいえ、連勝しただけで、価値がある試合ではあった。
早い段階で連勝の壁を越えられたことで、
勝った次の試合でも精神的に落ち着けて、
ヘンな意識をせずに試合に臨めるようになると思う。
次に挑むのは、ホームの壁。
というか、もはや鬼門。
去年の5月30日から10か月以上、
ホームで勝ってないという異常な状況。
この勢いでこっちの壁(鬼門)も壊せば、
今くらいの内容でも勝ち点を重ねられるはず。
で、勝っていく中で、内容を高められると思う。
そのホームの相手はセレッソ大阪。
セレッソは2004年以来、
アイスタ日本平で清水に勝ってない。
セレッソにとっても、日本平は鬼門。
鬼門ダービー。どっちが門を壊すのか!?
というのはありつつ…
見てる側としてはJ1並みの戦力を誇る
セレッソと戦うこと自体が、とても楽しみ。
これまで清水は6試合2失点とはいえ、
相手の攻撃に迫力が足りないのもあって、
どこまでディフェンス能力があるのか、
よく分からないところがあった。
そんな中、攻撃陣に能力の高い選手が揃い、
決め切ることができるセレッソに、
どれだけディフェンスが通用するのか分かる、
かなり興味深い試合でもある。
そしてJ2優勝争いを考えると、
勝てば勝ち点差は2になり、
負ければ勝ち点差8になる。
いろんな意味を持つ、大一番を迎える。