J2第16節、清水はアウェイで
水戸と対戦し、0-0で引き分けた。
前節に8-0で大勝した勢いを活かせず、
チャンスシーンも数えるほど。
シュート3本で、見るべきもののない試合だった。
J1昇格圏内どころか、
プレーオフ圏内にさえも、
なかなか入れない日々が続いている。
チームは、やっぱり変わっていなかった。
前節の大勝は、相手のサッカーとの相性の問題。
相手が変われば、こんな結果になっちゃう。
最終ラインへちょっと厳しいプレスを受ければ、
苦し紛れの縦へのロングボールに終始。
前節は距離感が良かったことでうまくいったのに、
完全に間延びして、前後が分断。
最終ラインは上がれないし、前線は戻れないから、
セカンドボールも拾えなくなって、
ロングボールがこぼれても相手ボールになる。
そして強風が吹くと、
パフォーマンスがガタ落ちするのなんて、
ここ何シーズンも変わらない。
「臨機応変に戦う」ことは、
清水が、ここ数年で抱えている問題。
真面目だから、最初に決めた試合のプランなのか、
うまくいかなくても、それ一辺倒で戦ってしまう。
だからハマる試合と、ハマらない試合があって、
前節はハマった試合で、今節はハマらなかった試合。
それは「波」ともいえて、
表面的にいえば「若さ」ともいえる。
前節、守備に安心感を与えていた
センターバックの角田が前日に離脱せず、
この試合でも出場できていれば違ったんだろうか。
西部が復帰すれば変わっていくんだろうか。
前節に大事だと確認したはずの
コミュニケーションはとれていたんだろうか。
臨機応変に戦えないという、
ここ数年の課題を克服していくには、
結果とともに、チームが変わらないといけない。