J2第24節、清水はホームで
東京Vと対戦し、0-1で敗れた。
5月に同じ東京Vに敗れて以来、
10試合ぶりの敗戦。
しかもその内容は酷いもので、
前半に決定機を外しまくった結果、
またレンタル中の高木善朗に決められた。
これで、プレーオフ圏外の7位に転落した。
前半は決定機を外しまくり、
後半は決定機も作れなかった。
久しぶりに内容が酷い試合。
最後の方は完全に相手にボールを回されていた。
やっぱりここでも問題だと思ったのは、
前節に続いて、相手にシステムを
変えられたときの対応力。
真面目で成長してきた選手たちだけど、
イレギュラーなことが起こったとき、
真面目さゆえに臨機応変な対応が
できていないように見えた。
しかもサイドバックに
移籍してきて間もないキムボムヨンを起用。
そこの意思疎通もできていない中で、
立て直すにはかなりの労力が必要だった。
もちろん松原が少しケガを抱えているから、
キムボムヨンに賭けるのは仕方ない。
この中3日の3連戦を乗り切るには、
ここで1度起用するのは、正しい判断だと思う。
ただ綻びを広げられたとき、
うまく紡げるほど、清水に対応する力はまだない。
前半に決めていれば結果は変わってたと思うけど、
理想の展開にはならなかった。
で、10試合ぶりの負けだから、
本来なら「こういうときもあるよ」と、
仕方ないと思えるとこかもしれない。
ただ、残り試合数が20試合を切っている中、
自動昇格圏と勝ち点差9と開いている。
ここ9戦負けなしだったけど、
5勝4分けと引き分けが多くて、
勝ち点を伸ばせていない。
早く勝ち点を積み重ねないと、
最後のプレッシャーがかかる場面で、
ポジティブな追うプレッシャーじゃなく、
ネガティブな追わさせられるプレッシャーを抱える。
サッカー専用スタジアムの雰囲気も、
ポジティブなら力になるだろうけど、
ネガティブなら悪いプレッシャーにしかならない。
残り18試合、単純に計算すれば、
5試合あたり勝ち点3を縮めれば
自動昇格へ持っていける。
ただ、昨シーズン終盤、
3位の福岡が連勝を続けても、
2位の磐田も勝利を重ねて、
結局自動昇格を掴めなかった例がある。
もう勝てるだけ勝つという、
シンプルな考え方をするしかない。
しかも「勝たなきゃまずい」という
ネガティブな感情じゃなくて
「どうにか勝ちたい」というポジティブな感情で。
力はついてきている。
自信も出てきていた。
変わってきているチームだから、
もう一度スタートできると思う。