東京マラソン2017 振り返り【9】

東京マラソン2017 振り返り【8】の続き

■35km~40km
スプリット 3:34:41(ラップ 0:27:53)

ペースはさらに落ちた。

35kmで足が前に出なくなり、
前の5kmよりもさらに
1kmあたり10秒のペースダウン。

足の曲げ伸ばしがままならなくなって、
足首ももう動かない状態。

つま先が上がらないから、
地面に足をつくたびに靴の中でつま先がズレた。
一歩ごとにつま先が靴の先にぶつかった。

足が終わったのは38kmあたり。
足のすべてがつりそうになった。

ペースが1km5分40秒まで落ちた。
体感的には歩いてるのと変わらないペース。

ここで前と変わらないペースで
走ろうと思えば走れなくなかったけど、
そしたら確実に足をつると思った。

残り4kmもあるから、無理はできない。

足の筋肉をなるべく使わないよう、
足を棒にして足の付け根を動かした。

そうやってどうにか耐えた。
足が動く範囲でペースを落として、
歩かずどうにか走った。

そういえば6年前、東京マラソンに出たときも、
まったく同じ苦しみがあった。
マラソンってこういうものなんだと思い出した。

それに6年前は最後に橋の連続で、
アップダウンが恐ろしくしんどかった。

今回はそれがないだけマシだった。

とはいえペースはもう上げられない。
3時間45分は諦めた。
普通に走り続けたら、
動けなくなって、リタイヤすると思った。

地獄のような、残り4km。
本物の地獄に推薦したい、この4km。

東京マラソン2017 振り返り【10】へ続く

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