2017 関東1部・後期2節 東京23FC×東京ユナイテッドFCをスタジアム観戦!

関東サッカーリーグ1部・後期2節
「東京23FC×東京ユナイテッドFC」を
江戸川区陸上競技場で観戦した。


どちらを応援してるわけでもなく、
J入りを目指す特徴的な2クラブの戦いということで江戸川区陸上競技場へ


東京23FC初の有料試合(前売り800円、当日1000円)は、
スタグルも結構がんばってました


この手の盛り上げイベントは、一度は通る道


メインスタンドはなかなかの埋まり具合で
雰囲気はJFLと変わらないかそれ以上


選手入場。脇には「東京23区ガールズ」という
東京なのにローカル感が素敵なアイドルグループ


左が6位・東京23FC、右が4位・東京ユナイテッド


「新東京ダービー」と銘打たれ、スカパー!で異例の生中継


17時過ぎにキックオフ


バックスタンド東側が東京23FC側の応援席 熱い応援が響いてた


ちなみにこのゾーンへの導線はゴール裏


西側が東京ユナイテッド側の応援席 これからどれだけ増えてくのか楽しみ


後半はバックスタンド中央へ移動 席は選び放題


「新東京ダービー」と銘打たれた試合は、2-2のドローに終わった


東京ユナイテッドサポーターにあいさつ
小さくても応援の声は届いていたと思う


東京23FCサポーターからは拍手とともに怒声も飛び、]
その良し悪しはともかく、歴史を重ねてきたことを感じた


無料含めて観客数は約1550人 熱く楽しんでる声がたくさん聞こえ、
東京23FC 初の有料試合は成功だったと思う

試合は、前線へのパワーある飛び出しで
得点を狙う東京23FCと、
ドリブルやパスのテクニックで
崩しにいかかる東京ユナイテッドという構図。

ミスやプレーの雑さはあったけれど、
十分、見ごたえがあった。

そもそもサッカーは、
応援するクラブが目の前で試合をやってたら、
最低限のレベルにあれば熱くなれるわけで、
両チーム、十分熱くなれるレベルにあったと思う。

早くパス出せよ!とかヤジも飛んでたけど、
J1でもそんなヤジはいっぱい飛ぶわけで。

そんなサッカーの内容はありつつ、
注目なのがこの2つのクラブの特徴。

J1のFC東京も、J2の東京ヴェルディも、
ホームタウンが東京都とはいえ、
活動の中心は23区外になっているのが現実。
それにJ3の町田ゼルビアは町田エリア、
JFLの東京武蔵野シティFCも、武蔵野エリア。

そんな中で、東京23区内から
Jリーグ入りを目指している筆頭が、
J1から数えて5番目のリーグにいるこの2クラブで、
だからこそ「新東京ダービー」と銘打たれた。

東京23FCを応援してるのが江戸川区、
東京ユナイテッドFCの中心は文京区。

関東リーグだから東京ダービーは珍しくないし、
何なら東京23FCの次節の相手も
東京のクラブなんだけど、
特別な2クラブだから、注目が集まっている。

そして、23FCとユナイテッドは非常に対照的。

東京23FCは東京23区にJクラブがないなら
自分たちで作ろうと、2003年に発足。

2010年に体制を一新し、
テクニカルアドバイザーに水沼貴史が就任したり、
2011年の監督は元FC東京のアマラオ、
2012年の監督は元東京Vの米山篤志と、
Jリーグ入りへの活動が活発化。

クラブは目指すべきものとして
「都民一人ひとりや都内中小企業の支援による、
地域密着型のクラブ」を標榜している。

勝手に例えるなら、23区の下町に住む、
やんちゃ坊主的なイメージ。

一方の東京ユナイテッドは、
「大学と地域のコミュニティーの融合」を目指し、
東京大学と慶應義塾大学のサッカー部OBが2015年に設立。
(母体となった「慶應BRB」が2012年から
 都リーグに参戦し、昇格してきたので現在関東1部)

最大の特徴は、東大・慶應大の人脈。
ユニフォームの胸スポンサーには、
大手医療機器メーカーの「フクダ電子」、
背中スポンサーには「みずほ銀行」がつく、
関東1部ではあり得ない支援。

そしてホームタウンは、
東大のおひざ元の文京区が中心という、
インテリ感がものすごいクラブチーム。

勝手に例えるなら、文京区の閑静な住宅街に住む、
金持ちのお坊ちゃん的なイメージ。

そんな2クラブのライバル関係だから、
なんだかおもしろい。

妄想としては、東京ユナイテッドは金と人脈で
どんどんスポンサーや選手を集め、
権力で東京の新国立競技場をホーム化、
すんなりと強豪化してしまった“全クラブの敵”。

一方で東京23FCは、地道にJ1へと這い上がり、
他クラブで芽の出なかった選手が、
よく走るよう鍛えられて泥臭い魂のサッカーを展開。
築地市場跡地にスタジアムを構え、
観戦者の9割が男という“暑苦しい”クラブ。

スピード感も、クラブのことも
まったく考えずに言えば、
そんなことになったら、楽しい。

…という妄想はともかく、
東京23区からもJクラブが生まれてほしい。
東京23区の人も応援できるJリーグクラブがほしい。

できれば都心にスタジアムがあって、
仕事帰りに、ふと立ち寄れる存在。

そして地方のクラブにとって、
憎いくらい強い存在になってほしい。

東京の中心に人が集まり、
日本各地で、熱が発生する。

そんな風になったら、単純におもしろいなと。

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