2017 J3 第31節 FC東京U-23×藤枝 “MYFC”から“東”へ変わる直前に

2017明治安田生命J3リーグ第31節、
FC東京U-23×藤枝MYFCの試合を、
江東区夢の島競技場で観戦した。


スタジアム入口近くに臨時駐輪場 使う人は少ない


ローカル感満載スタジアム バックスタンドが芝生席


風が強くて、左からのロングボールがだいぶ戻されていた


藤枝ゴール裏 JFL時代の5年前と人数は変わってないか減った
2~3人のチャントが響く寂しい応援だった
(途中でそれとは別で女子たちもチャントをしてたけど)


FC東京U-23ゴール裏 迫力はないけどまとまっていた


エキサイトステージを彷彿とさせる電光掲示板


選手入場


握手 久保がだいぶ大人に


そしてキックオフ


FC東京U-23の得点に メインスタンドのファン「久しぶりに気持ち良くワッショイやった」


FC東京U-23が2-0で勝利


見せ場がそれほど多くない試合ではあった


特に藤枝は普段のパスサッカーが影を潜めていた


藤枝GKコーチのシジマール デカさに衰えは存在しない

今回、試合を観に行った理由はいろいろ。

・パスサッカーの破壊力が出てきた藤枝を生で見たい
・FC東京の久保を、J3デビュー戦以来1年ぶりに生で見たい
・今の藤枝の人気がどんなもんなのか、
 クラブ経営陣が変わる前に見ておきたい

まず藤枝のサッカーは、今日はうまくいかず。
FC東京U-23の猛烈なプレスを受けたからか、
普段のパスをつなぐサッカーができなかった。
面白い試合とは言えなかった。

そして、FC東京U-23・16歳の久保は先発。
1年前は、まだ線が細い華奢な体つきだったのが、
だいぶ逞しくなってる気がした。
プレーは、さすがという突破が2~3度あったものの、
全体的には特に目立つことなく途中交代。
チーム状況が難しいだけに、しょうがないのかもしれない。

で、一番気になってたのが、藤枝MYFCの人気について。

何年経っても、ホームで1000人台の観客しか集まらず、
地元の熱が高まってる気がしない藤枝MYFC。
今日、アウェイで見たのは、
5年前のJFL時代と同じか冷めたくらいの熱だった。

声出しは2~3人。試合終盤のコーナーキックで
少し盛り上がって、簡単なチャントだけ十数人。
アウェイだから人数が少ないのはあると思うけど、
この前見た、関東1部の東京23FCや
東京ユナイテッドFCよりも、声援は寂しかった。

ネットオーナーシステムをやめて、
地域密着型のクラブに舵を切ったけれど、
藤枝のクラブとして盛り上がるまでは程遠い。

サッカーの伝統とプライドがある藤枝という街で、
MYFC(ネットオーナー制)というゲーム感覚のよそ者が
地元の「藤枝ネルソンCFを乗っ取る」形で作ったクラブに、
愛着を持つのは難しい。

僕も藤枝で生まれたけれど、MYFCに愛着はなくて、
今の藤枝MYFCが勝っても負けても、何とも思わない。
もし藤枝東が高校サッカー選手権に出てたら、
勝ってほしいと心から願うけれど。

藤枝MYFCは来シーズンから、経営陣が変わり、
新代表として藤枝東黄金時代の主将・鎌田氏が就任する。
鎌田氏は、藤枝東の監督を10年務め、現在はOB会長。
県のサッカー協会でも活動している、
藤枝のサッカー界にとって、重要人物のひとり。

ちなみにゴン中山の藤枝東高時代の恩師で、
中山が磐田を戦力外になったときには、
真っ先に電話で報告をするなど、教え子との関係も強い。

藤枝で昔からサッカーが好きな人にとって、
一番好きなサッカークラブは、藤枝東だったりする。
僕の藤枝の祖母も、高校サッカーで藤枝東が出場すると、
他のことはすべてストップして、
小さなテレビにかじりついて、応援していた。

藤枝MYFCの藤枝東化で、大きな変化があるかもしれない。
“よそ者のクラブ”が“おらが街のクラブ”になるかもしれない。

また今度行けるとき、
スタジアムで、今日の雰囲気の違いを感じたいと思う。

今日、V・ファーレン長崎がJ1昇格を決めた。

長崎出身で、長崎を愛する
ジャパネットたかたの創業者・高田社長と
高木監督が率いるクラブは、完全に長崎の空気をまとい、
スタジアムは超満員(満員以上だけど)に膨れ上がっていた。

藤枝にとって、お手本になるクラブだと思った。

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