2019JリーグYBCルヴァン杯第4節、
清水はホームで松本と対戦し、2-2で引き分けた。
清水は前半、軽い守備で立て続けに失点したものの、
前半の終わりごろに2点を返し、後半も試合を支配。
しかし攻め切れず、得点がオフサイドと判定される誤審もあり、
逆転となる3点目を奪えず引き分けで終了。
ルヴァン杯では、勝ちきれない試合が続いている。
前半のうちに、2失点を跳ね返すまでは良かった。
でも後半、相手陣内で攻め続けながら、
逆転となる3点目を奪えなかったのは課題。
ゴール前を固められてスペースがない中、
崩しが苦手な清水は、個の力でこじ開けるしかなく、
しかし最後の精度に欠ける攻めで、仕留められなかった。
パンチは放つけれど、クリーンヒットできず。
個では松本を上回っていただけに、
あとひと工夫、ひと連動が足りなかった。
この課題は、なかなか解決できない。
そんな試合で最大の収穫は、ドウグラスの復調。
コンディションが、だいぶ上がってきている。
不整脈から復帰して、数試合は重かったのが、
土曜日のリーグ・セレッソ戦で動ける雰囲気が出て、
今日は去年のパフォーマンスにかなり近づいていた。
滝の1点目を生んだポストプレーも、
まさにドウグラスといった感じ。
これは滝の連動した動きも良かったとはいえ、
工夫がなくても得点を生めるドウグラスは、
相手を仕留められない清水の課題を、
ある意味“先延ばし”してくれる大きな存在。
勝ち点0を1に、1を3に変える選手として、
期待ができる今日の出来だった。