モバイル版ウイイレの公式大会「eJリーグ」で清水が優勝、
500万円の優勝賞金はクラブに支払われ、
清水はアカデミー活動を充実させるため使うという。
ウイイレしかり、FIFAしかり、
eスポーツと相性のいいサッカーゲームの大会は、
正直、そのポテンシャルほど盛り上がっていない。
例えばストVの大会と比べると、
競技としてショーアップされておらず、
プロの活躍も華やかになっていない。
プロモーション目線でいえば
「どうやってゲームのファンを増やすのか」は、
これまでさほどうまくいっていない。
そんな中で行われたこの大会は、うまかった。
「クラブに賞金が支払われる」
それは、ひとつの答えだと思った。
サッカーファンが自分の応援するクラブの
チームを背負って大会に参加していても、
応援する気持ちになれる人は少ない。
でもそれが、自分が応援するクラブに
500万円の利益をもたらすために戦っているとなると、
そこは500万円を得るための応援と同時に、
クラブのために戦う選手も応援したくなる。
クラブ愛が共有される。
今後、ゲーム側もeスポーツを盛り上げるため、
進化していくと思う。
例えばゲームが俯瞰の映像で戦うために、
eスポーツとしては盛りあがりに欠ける問題。
今後はプレイヤーの視点とは別に、
観戦用として、サッカー中継と同じように
カメラが切り替わるような仕組みができるんじゃないだろうか。
そういった中継面と、今回のような仕掛けの面、
両方がかみ合ったときに、サッカーのeスポーツは、
今よりも盛り上がっていくと思う。
マーケットは、広い。