タピオカドリンクブームを終焉に向かわせる品質の悪さ

フレッシュネスバーガーのタピオカドリンク。

タピオカが塊でどさっと入っていて(写真はほぐした後)、
吸ってもストローを上ってこなかった。
大きなチェーン店でも、こんなものなんだなと。

コンビニのチルドで売られてるタピオカドリンクは
さらに酷く、ファミマはこんにゃくのような食感のタピオカで、
まったく美味しくないという状態。

そもそもタピオカはチルドとの相性が悪いはずで、
美味しいものを売り出すことに無理がある。

タピオカドリンクのブームが終わりそうなことから、
今年出店しないと利益が出ないと言われ、
ブームのうちにと、出店ラッシュが起きている。

思い出すのは地ビールブーム。
ブームに乗っかって各地で不味い地ビールが生まれ、
「不味いのに高い」ビールの数々のせいで、
すぐに下火になっていった。

ただ地ビールが今、各地の工場の努力で、
品質が良くて美味しい「クラフトビール」として
人気が高まっているのとは違って、

タピオカはタピオカ業界が特にないから、
第3次ブームとはいえ、過去の反省が生きることはない。

そして、そもそもの問題として、
糖分の多いドリンクとタピオカのコンボで、
カロリーも糖質も高く、ヘルシー路線の時代に逆行。

となると「美味しい」ことが生き残りの条件だけど、
美味しいのが少ないだけに、ちょっと厳しい。

ブームに乗っかった企業や店が潤い、
パイオニアが稼ぐ機会を失う。

台湾から来た美味しい店くらいは、
生き残ってほしいなと思う。

2014年の台湾旅行で飲んだタピオカドリンク…

屋台の黒糖タピオカミルク(40TWD)※当時のレートで155円

春水堂のタピオカミルクティ(Sサイズ75TWD)※当時のレートで291円

どっちも美味しかっただけに、
台湾系のお店にはがんばってほしいなぁと。

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