5か月の息子が、BCGワクチンを接種。
息子は、痛さにギャン泣きしたあと、
眠さも相まって泣き続けたらしい。
そりゃ地獄で鬼がお仕置きに使うみたいな、
針の束を腕にぶっ刺されたら泣く。
BCGはフランス語の
「Bacille de Calmette et Guérin」の略らしい。
日本語で「カルメット・ゲラン桿菌」と呼ばれ、
結核の免疫を獲得するための生ワクチン。
結核菌の毒性を失わせ、抗原性だけを残すことで、
体に入れると結核になることなく、
結核菌への免疫が獲得できるというもの。
僕が小学生だった1980年代は、
皮膚近くに注射して反応をみる「ツベルクリン反応」で
皮膚がどれだけ膨らんだかによって、
BCG接種を受けなきゃならないかが決まっていた。
そこで引っかかったクラスの何人かがしょっぴかれ、
まるで江戸時代の罪人かのような痕を腕につけられていた。
そんな天国と地獄の分かれ道は、
2005年の法改正でなくなり、
生後のこの時期に、必ず接種するようになった。
ギャン泣きだけども、恐怖心が芽生える前、
この時期にやっちゃった方がありがたいかもしれない。
もし今、BCGを受けろって言われたら、僕はやだ。