日本代表・福岡のケガはいろいろ痛い

6日のラグビーW杯前最後のテストマッチ、
日本×南アフリカで、アクシデントがあった。

福岡堅樹が、試合開始早々に
右ふくらはぎの張りを訴え、前半4分で交代。

大きなケガではなかったものの、
開幕戦の出場は絶望、W杯期間内の復帰を目指している。

福岡は、サッカーでいう得点を奪うフォワード、
大外で快速を飛ばしトライを決めるウイングとして、
今大会の日本代表で最も注目されているひとり。

50m5秒8の快速だけではなく、
相手をかわしたり、タックルの技術が高く、
日本代表の攻守の鍵を握っている。

それだけじゃなく、経歴や人物像も面白い。

昔から知る人にとっては、
高校時代に両ひざの靭帯を損傷し、
2度の手術を経験したことだったり、
筑波大に一般入試で入る苦労人だったことで、
どこか応援したくなる。

「東京五輪後は医師を目指す」という、
異色の人物像は、福岡ってどんな人か話すときに、
「そんな人がいるんだ!」と面白がられ、
マスコミも切り取りやすい。

テレビのバラエティ番組なら、
特技は子どものころ習っていたピアノという、
ラガーマンらしからぬ姿も取り上げやすい。

今大会の日本代表の顔といえるだけに、
福岡の負傷離脱は、あらゆる面でかなり痛い。


2013年1月の全国大学選手権大会決勝「帝京大学×筑波大学」。
筑波は帝京に敗れ準決勝になったものの、
福岡は大学1年で1トライを挙げ、
その年の4月に日本代表に選出された。

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