2019年天皇杯、清水は準々決勝で
鳥栖と対戦し、1-0で勝利を収めた。
リーグ戦のここ2試合、浦和戦や広島戦と同じように、
前半のうちに先制し、そのあとは防戦一方の状態。
しかし清水が寄せの速さや、球際で負けないという、
ここ2試合とは違う顔を見せたことで、
なんとか踏ん張り逃げ切った。
これで清水は天皇杯5年ぶりのベスト4、
神戸との準決勝に進出した。
正直、ここ2試合と内容はさほど変わらない。
鳥栖は、浦和や広島よりも精度や連係が良くはなく、
寄せたり、球際に行きやすかったから、
清水が速く寄せられたり、球際の戦いが良かったのはある。
しかも雨が強く降り、ピッチコンディションも悪く、
ボールコントロールが難しかったことで、
鳥栖が攻め切れなかったのも大きかった。
清水は前の試合よりも良かったけれど、
チームの成長かといえば、そこまででもない。
攻撃に移ってもボールをすぐ奪われるし、
プレスを受ければ後ろへ戻し、
あとは縦へ蹴り出し、ドウグラス頼み。
トーナメントだから勝てばいいんだけど、
次に勝てるかどうかは運次第といった勝利。
ただこれをあと2回やれば優勝で、
賞金1.5億円も、ACL出場権もゲットできる。
相手との相性次第でいけるのがカップ戦。
準決勝の相手は神戸。
神戸にはリーグ戦ここ5試合で3勝2分け。
相手次第の清水にとっては、悪くない相手。
ただ神戸は、フェルマーレンと酒井高徳の加入で
守備が安定し、ここ最近のようにはいかなさそう。
どっちに転ぶか分からない。
ただ、清水の内容が悪い割には、
新国立に行ける可能性が十分ある相手だと思う。