ラグビーW杯決勝視聴率20.5%は高くない

2日にラグビーW杯決勝が行われ、
南アフリカがイングランドを下して優勝。

6週間にわたる日本開催のラグビーW杯は
大きく盛り上がり、大成功に終わった。

決勝の平均視聴率は20.5%。
(日テレ/土曜17:45~166分間)

日本戦ではないにもかかわらず、
20%を超える視聴率をとれたのは、
ラグビーW杯自体への関心の高さの表れ。

年齢・世代別の視聴率を見ても、
どの世代もまんべんなく高く、
世の中全体がラグビーW杯に興味を持ってることが伺えた。

テレビ視聴率として20%超えは高い。
「ラグビーとしては」高い視聴率。

ただ一方で、日本開催の大イベントの決勝として、
20.5%はそこまで高くない。

「日本×南アフリカ」の41.6%
(NHK/日曜19:10~136分間)と比べると、
日本戦が在宅率の高い日曜夜で、
決勝が在宅率低めの土曜の、少し早い時間帯とはいえ、
「にわか」は決勝を見るほど興味を持たなかった。

2002年の日韓サッカーW杯、
最も高かった日本戦の「日本×ロシア」
(フジ/日曜20:00~174分間)で66.1%。

そして決勝の「ドイツ×ブラジル」(NHK/日曜19:20~)は、
前半ブロックが50.2%(89分間)、
後半ブロックが65.6%(93分間)という、
日本戦と遜色ない視聴率をたたき出した。

サッカーが例外的なスポーツとはいえ、
ラグビーW杯決勝へ世の中の関心は薄れていた。

その原因のひとつが、日本の敗退以降、
日テレ以外の報道量が減ったこと。

ラグビーW杯の試合を日テレやNHK以外が
放送するためには、●分●万円というお金がかかる。

ラグビーが盛り上がっているからといって、
そう軽々と番組でラグビーW杯の試合を流せなかった。

試合間隔が空いたのも、
盛り上がりを維持するのが難しかった要素だけど、
盛り上がりを保つのが難しかった。

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