J1第31節、清水はアウェイで
仙台と対戦し、0-2で敗れた。
この日も清水は冴えない戦いで、
あらゆることがうまくいっていなかった。
ミスとセットプレーで2失点という、
絵に描いたような清水の悪い試合。
これで4連敗となり、残り3試合で、
J1プレーオフの16位との勝ち点差は4。
残留争いの厳しい戦いが続いている。
何がダメかといえば、全部ダメ。
素早いプレスを受けただけで、
清水は簡単に無力化されてしまった。
自信なさげな清水の選手たちは、
ボール回しではフリーの味方にボールを預けるだけ。
安全なプレーばかりを選択するけれど、
分かりやすいパス回しは相手に読まれ、
消極的な気持ちがミスを生み、
ボールを奪われると簡単にゴール前まで運ばれる。
メンタル面で完全に負けていたように思う。
ケガ人の続出がひとつの原因だろうけど、
選手の質だけで順位が決まるわけじゃないのは、
Jリーグのいろんなクラブが証明している。
清水の場合は、残留争いの中で、
自信を持ったプレーができていないこと、
思い切りのいいプレーができずにいることが、
90分を通してうまくいかない大きな原因だと思う。
能力以下のプレーしかできていない。
次の相手は、選手の質だけじゃないことを、
いい意味で証明している大分。
シーズン前半に戦ったときは、
ヨンソン前監督の退任で、篠田新監督体制の初戦。
前線からのプレスで大分のミスを誘発、
引き分けだったものの、絶好調の大分を封じることに成功した。
ただそれは、清水がそれまでと違う戦い方をしたことで、
大分がうまく対策できなかったのもあるはずで、
次の試合は大分も同じ過ちはしないはず。
それでも、うまく戦えた自信と感覚を持って、
清水は大分と戦ってほしい。
前回の対戦のようにうまくいかなくても、
自信を失うことなく、積極的に戦ってほしい。
その気持ちだけで、結果は変わると思う。
下のチームも勝ち点を積み上げられていない中、
大分との試合に勝てば、残留にかなり近づける。
逆に負ければ…と考えず、積極的な姿勢で臨んでほしい!