新型コロナウイルスの感染が拡大する中、
昨日、K-1が開催された。
さいたまスーパーアリーナに
6500人の観客を集めてイベントが強行された。
Jリーグ、プロ野球、Bリーグなどなど…
日本国内のあらゆるスポーツがこれまで、
興行面で大ダメージを負いながらも、
新型コロナウイルスの感染拡大ストップのため、
延期や無観客という決断を下してきた中。
K-1は、開催してしまった。
他のスポーツのチームやファンが、
ガマンして試合再開できる日を待っている中、
経営体力がないのか、ガマンできなかった。
ちなみにK-1ばかりが叩かれるけれど、
プロレス団体も、次々と興行を再開している。
例えば20日はDDTが3週間ぶりに興行を再開、
21日にはノアが、今日23日は全日本プロレスが、
1か月近い自粛のあと大会を開催した。
(新日は今週末の大会も中止するなど再開していない)
格闘界は続々と再開しているけど、
K-1が巨大イベントだったのもあって、叩かれている。
知名度の高いタレントの不倫は叩かれるけど、
知名度の低いタレントの不倫は叩かれない、みたいな。
持病があったり、体力の落ちている人が
感染しやすいとされる、新型コロナウイルスは、
体力のない店や施設、団体をも死に追い込んでいる。
生きるか死ぬかの状態で、
興行を強行するしかなかったのかもしれない。
ただ、これだけスポーツ界が協力してるときに、
何やってくれたんだよ、と思う。
K-1もプロレス団体も、ある程度の対策をしていて、
感染リスクはそれなりに抑えられてると思うけど、
他のスポーツは感染の可能性を下げるんじゃなくて、
会場で感染する可能性をゼロにするため、
延期や中止という決断をしている。
格闘技で戦う姿を見せることが、
コロナに打ち勝つパワーには、まだならないと僕は思った。