問題の本質は「密」ばかりじゃないはず

テレビが「密」っぽい映像を流す。

サーフィンで人が集まりました。
公園が多くの人で賑わっています。
パチンコ店やホームセンターに行列ができました。
朝の品川駅は、多くの人が通勤しています。

そのとき、解説ではこう言ってたりする。

サーフィンの前後で、人が接触するのがリスク。
公園で、人同士が触れ合うのがリスク。
店内で、他人が触れたものを触るのがリスク。
電車内や会社で、人が接触するのがリスク。

でも、人の頭に残りやすいのは「密」の印象。

画の印象で、人が集まっていること自体を、
一番のリスクだと感じている人が少なくないように思う。

言葉で伝えている本当のリスクよりも、
「密」ばかりが印象に残って、
問題の本質が間違って受け取られている気がする。

その結果、間違った過剰な自粛が生まれてしまう。
無駄なストレスを抱える人が増えてしまう。

人も会社も、病んでしまう。

テレビにできることがあるとすれば、
密の画を流すVTRの中で、
問題の本質を、イラストなどの画で解説するという、
「画には画を」の放送をすることになるかもしれない。

インパクトが強い、密の映像には勝てないけど。

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