2021 J1 第19節 大きな勝ち点3と初ゴール

J1第19節、清水はアウェイで
仙台と対戦し、3-2で勝利した。

日本代表の試合があって、
およそ3週間ぶりのリーグ戦は、
清水がリードを奪うも2度追いつかれ、
最後は2-2の同点にされた直後、サンタナが決勝点。

残留争いのライバルから大きな勝ち点3。
重要な再開初戦、下位との4連戦初戦に、
結果を出すことができた。

危ういながら、力強さもあった勝ち点3だった。

前半、ミスからピンチを招いて、
決定的な場面を何度か作られたものの、
相手の決定力のなさに救われた。

後半、逆に決定的な場面を作ったものの、
決定力のなさで追加点を奪えなかった。

2失点は、どちらもセットプレーからで、
一度跳ね返したあとを含め、
なかなかセットプレーの守備が良くなっていない。

中断前から改善できていない、危うさはある。

ただ同時に、力強さも感じた。

流れが悪かった中で、
4バックから3バックへの修正をしたからか、
距離感が良くなり、個だけの突破にならなくなり、
チャンスシーンを作れるようになったこと。

そしてこれまではボールを持つ相手選手への
寄せの甘さなどから、試合終了間際の失点が多かったのが、
今日は最後に寄せが一段と厳しくなり、
同点に追いつかれることなく試合を終えられたこと。

中断前から大きな進化は感じられなかったし、
相変わらず攻撃は個に頼る部分が大きいけれど、
わずかながら前へ進んでいる感じはした。

もちろん相手あってのサッカーだから、
相手によっては通用しないだろうし、
ミスが出たとき、決められてたかもしれないけれど。

そしてなんと言っても、
鈴木唯人がリーグ戦出場45試合目で初ゴール。

これまで随所で非凡な能力を見せてきた中、
シュートがどうにも決まらなかったけれど、
ようやく得点して、見てるこっちもうれしかったしホッとした。

まあそのあと、あと2点獲れるチャンスがあったけど…
勝って良かった!

ディサロのJ1初ゴールとともに、
結果が出ず苦しんできたように見える選手が、
ゴールを決めた瞬間っていうのは、特にうれしい。

そして肩の荷が下りて、決定力が上がれば、
それだけでチームにとっては大きなプラスになる。

全体的な内容は大きく良くはなっていないけれど、
3-2という結果、2人の初ゴールという結果が、
これから内容へのプラスをもたらすかもしれない。

結果が出て内容がついてくる場合もあるわけで。

内容が結果をもたらすわけだから、
長期的に見て「結果がすべて」という考えは嫌いだけど、

今日の勝利と2人の初ゴールという結果は、
自信を得て、内容が良くなるきっかけになりうる。

今日の結果は、大きかったと思う。

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