オリンピックが閉幕。
閉会式はつまらないものだったけど、
まあ閉会式って毎回そんなものだと思う。
選手たちがすべてを終えて楽しめるよう、
ご歓談中のBGMを提供するイメージ。
そこまで手が込んでないのも、
会長あいさつがつまらないのも、毎回のこと。
しかも日本には、ロンドン五輪のイギリスみたいに
世界的な有名アーティストがいるわけじゃなく、
だからって開会式がゲーム音楽だっただけに、
アニソンでサブカル一辺倒なのも違うだろうし。
そうなると日本的な、例えば盆踊りで、
本来は選手も出演者もスタッフもみんな混ざって、
わしゃわしゃとやれたら楽しい雰囲気になっただろうけど、
ディスタンスという問題もあってできないから、ああなる。
開幕前の世の中の空気を考えると、
盛大なお祭りという方向でもないから、
静かな感じにしなきゃなんないし…と、
いざ自分が演出する側で考えると、いろいろむずい。
…という凡人の自分とは違う、
実績ある人が集まった演出チームだから、
もっと何かできただろうとは思うけど。
ただ、エンディングはどうにかならなかったんだろか…
聖火を消す前の、広すぎる舞台での演劇と歌。
なぜそれで聖火が消える流れになるのか、
感覚で何も分からないから、締まらなかった印象。
全体的に凡庸なのは仕方ないわけで、
だからこそエンディングを分かりやすくしてほしかった。
エンディングが良ければ、凡庸さには目をつぶれるわけで。
という閉会式だったけど、
毎日家で楽しませてもらったオリンピック。
家で仕事しながら、
オリンピックをチェックしてた楽しい日々から、
コロナ禍でしかない日常へ戻ってしまうという。
ま、日常が戻ってくることで、
有観客のスポーツも戻ってくるわけだけど。
不思議なことに。