パラスポーツは相手の弱点を突くことがある

パラスポーツを見るうえで知っておきたいことのひとつが、
スポーツとして当然やる「弱点を突く」
「ルールを利用する」ことが行われていること。

卓球は、選手が持つ障害がさまざま。
そこで岩渕選手は、自分の障害がない部分の強みを使い、
相手の障害によって弱点を突くという
スポーツとしては当然の戦術で戦う。
というかパラ卓球自体がそうだったりするらしいけど。

ブラインドサッカーでは、
ボールの場所を知らせるために
転がると音が鳴るボールが使われているんだけど、
日本代表の川村選手は、音が鳴らないよう、
ボールをスライドさせて“転がらないドリブル”を見せる。

などなど。
アスリートとして勝つために、容赦はしない。

もちろんパラリンピックは同じ種目でも障害に差があって、
能力や練習で埋められない差ができてしまうことがある。
だから勝敗関係なく、全力で戦うことの良さがある。

困難に立ち向かう、選手の人生が魅力的で、
人はそのドラマに心を打たれる側面は大きい。

ただ同時に、オリンピックもパラリンピックも変わらない、
勝利を目指す精神も知って見ると、
障がい者に浅はかな特別視をしないきっかけになる。

と、思う。

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