J1第34節、清水はアウェイで
FC東京と対戦し、0-4で敗れた。
前半の早い時間帯に失点すると、
FC東京は特別なことをしていないのに、
清水が勝手に崩れたような展開で、
前半24分までに3失点。
その後、FC東京がさらに緩んだことで、
清水はボールを持つも、決定的な場面はあまり作れず、
今シーズン最悪ともいえる内容で敗れた。
下位クラブの多くが勝ち点を積み上げられなかったため、
降格圏との勝ち点差は2のままではあるものの、
残り4試合で厳しい戦いが続いている。
とにかくレベルの低い試合だった。
お互いクオリティの低いプレーが目立つ中、
異次元にレベルが低かったのが清水。
一瞬のスキが、何瞬もあった。
うまく機能しないチームで「逃げ」を感じた。
選手たちが、自信を失ってるようにも見えた。
「自分は悪くないですよ」というプレー。
相手に寄せるべき場面で味方に任せる。
セーフティーな選択肢ばかりを選んでしまう。
責任から逃れるプレー。
消極的なプレー。
メンタルが消極的だから、プレーの選択が消極的。
縮こまっているから精度が下がる。
丁寧にやろうとしすぎて、ただパスを回しているだけ。
フリーの味方へパスを出すだけで、前へは進めない。
周りが動いていないからというのもある。
どフリーでボールの落下地点にいるのに、
どうしてトラップせず、ヘディングで跳ね返すのか?
前へパスを出せる味方がいるのに、
なぜセーフティーに後ろへ戻してしまうのか?
そうして積極性がないのに、
自分たちのボールになりそうなところは、
不安がないからか率先して動き、味方同士でかぶる。
FC東京に、勝ち点をお盆に乗せて差し上げた試合だった。
前節、川崎相手に、うまくいかなかったのは分かる。
いや受け入れちゃいけないんだけど、
結果的に完成度の高いサッカーに歯が立たず、
相手に上回られてやられるのは仕方ない。
でも今日は、完全な自滅。
相手に十分なスキがあり、ミスがあるのに、
ただただ追い込まれていた。
戦うメンタルじゃなかったように見えた。
これから残り4試合、危険度は高い。