J1第9節、清水はアウェイで
鳥栖と対戦し、0-0で引き分けた。
前節、オ セフンが前線に入ったことなどで、
ボールを持てるようになり始めた清水は、
前線から激しくプレッシャーをかけてくる鳥栖相手でも、
それなりにボールを運ぶことができ、試合になっていた。
しかし決定的な場面を決めることができず、
逆に鳥栖も決定力に欠け、スコアレスドロー。
お互いに痛い引き分けで、勝ち点1を分け合った。
これで清水は、7試合勝ちがないから、
結果を見れば良くないとは思う。
決定的な場面を作れなかったり、
決定機がきても外すなど、最後の精度が悪かった。
ただこれまでは、精度以前の問題で、
攻撃の組み立てすらままならなかったわけだから、
内容は少しずつ良くなっている。
もとが悪すぎて普通になってきただけだけど、
相手のプレッシャーを受けても、闇雲に前へ蹴ることなく、
前へボールを運べる回数がだいぶ増えた。
結果だけを見れば停滞してるように思うけど、
内容は明らかに良くなっている。
前線にターゲットができたことで、
鈴木唯人が自由に動けるようになり、
鈴木唯人を経由する攻撃が増えたこと。
左サイドバックの山原が球離れのいいエウシーニョといった感じで、
ボールを奪われず、斜めや縦にいい配球をしていたこと。
相手にプレスをかけるとき、これまでよりも連動していて、
相手の自由を奪う回数が増えたこと。
などなど、どれもまだまだではあるんだけど、
手ごたえを感じられる。選手たちにいい余裕を感じられる。
結果が出る手前まではきていると思う。
って、去年もおととしも、そんなことがあったけど。
希望が持てる試合だったと思う。
ここから勝ち始めるかどうかは、まだ分からない。
勝ち始める可能性が高くなってきたことは、確かだと思う。