2022 J1第12節 現状認識

J1第12節、清水はホームで
川崎と対戦し、0-2で敗れた。

お互いに日程が厳しく、疲労がある中での一戦は、
チームとしての完成度、決めきる力の差が出て、
清水が前半の早い時間帯で2失点。

こうなると川崎は余裕の戦い。
老獪なボクサーのような川崎にかわされ続けた清水は、
決定的な場面も逃し得点できず。

清水はチームとして完成度を高めてきているものの、
川崎にはまだまだ及ばなかった。

川崎のやりやすいサッカーをしてしまった感じ。

川崎のボール運びがうまいから、
寄せようとしても奪えないのは分かるけど、
清水は厳しく寄せられなかったことで、
川崎の余裕を、より生んでしまった感がある。

平岡監督は試合後のインタビューで
「相手をリスペクトしすぎた」とコメントした。

それは川崎からボールを奪える自信がなかったということ。

たぶん試合に臨むにあたって、
リスペクトし過ぎないように、と思って試合に臨んだはずで、
当然選手たちは気持ちを込めて戦っただろうし、
監督は選手たちにモチベーションを高める言葉をかけたはず。

なのにリスペクトしすぎた形になったのは、
チームとしての完成度の問題がきっとあって、
厳しくいってもかわされる感覚があって、
川崎に対等にできる自信が、心の中ではなかったから。

チームとしてどう連動してボールを奪うか、
どう得点をとるかが、未熟なんだろうなと思った。

まだまだ個で戦っている部分も多いことが、
露呈した試合だったように思う。

ここ数試合、確実に良くはなっている。

前のようにどんな相手にもボールを持たれ続けることはなく、
川崎相手でも、ボールを運べる回数は増えた。

とはいえ、まだまだ運べるという段階。
奪いきることや、決めきることが、ここからできるようになるのか。

良くなっているけど、まだまだ良いわけじゃない、
という現状が分かった試合だった。

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