昨日の天皇杯3回戦、
筑波大学がJ2福岡に勝利して、
4回戦進出を決めた。
しかも筑波は、試合を支配して勝った。
大学チームがJリーグ勢と戦うと、
守ってワンチャンスということが多い中で、
この勝利は、衝撃的だった。
そして僕は、筑波の卒業生として、
ニヤニヤしながら、すでに勝ったことを
知っている試合の録画を見た。
勝利のあと、清水がやっているのと同じ勝利の踊り
「勝ちロコ」で喜び、しかも2回目の繰り返し部分で、
お調子者が出てきてユニフォームを振り回すところまで
コピーしてるのを見て、またニヤニヤした。
(※筑波は今年5月の法政大戦から、勝ちロコをしているらしい)
筑波は体育専門学群(体専)があって、
国立大とはいえ私立に近いレベルで、
競技に打ち込める環境がある。
それに加えてスポーツ推薦枠が、
わずかだけどあるから、
能力のある選手が入りやすい。
そのため、世代別の代表を経験した選手や、
クラブユースや強豪校で中心だった選手が、
筑波に進学していたりする。
例えば3試合で5得点の4年・中野誠也は、
ジュビロ磐田U-18時代に得点を量産。
来シーズンからの磐田加入が内定している
2回戦のJ1仙台戦で
2ゴールの活躍を見せた2年・三苫薫は、
川崎フロンターレU-18の10番として、
トップチーム昇格もウワサされたらしい逸材。
僕の大学の同級では、
ワールドユース準優勝メンバーの石川竜也や、
のちに日本代表入りした羽生直剛、
浦和で活躍することになる平川忠亮などがいた。
ちなみに1年のときの総合科目で、
体育系の「スポーツの技術を考える」をとったら、
前の席が石川と羽生ということが多く、
達筆すぎる石川から、
名前を書く出席簿が回ってきたのはいい思い出。
という話はさておき、
昔から筑波は逸材ぞろいだったわけで、
もともと力のある選手がいるチームだった。
それが今、昨年末の大学選手権優勝、
今シーズンのリーグ戦は現在首位と特に強く、
大学で最も強いチームになっている。
強さとしては、J3レベルだと思う。
J3に参戦しているJ1のU-23チームのイメージ。
それよりも、チームとしてまとまっている分、強いくらい。
だからうまく機能したときには、
J2を力で上回るくらいのレベルにあると思う。
次の4回戦は、高い確率でJ1と当たる。
筑波の小井戸監督が7年間、
アシスタントコーチを務めた恩師・
長谷川健太監督率いるガンバ大阪か。
エース・中野の加入が内定している、
ジュビロ磐田か。
筑波大学がある茨城に本拠地があることで、
これまで天皇杯でも、何度も対戦してきた、
鹿島アントラーズか。
その辺と当たると、楽しいなと思う。
というか、清水以外ならどこでも。
清水も筑波も勝ってほしいし、
万が一、清水が筑波に負けたら、勝ちロコされちゃうし!
だから筑波は、清水じゃなくて、
磐田に勝って、勝ちロコしちゃえばいいじゃない!