38度3分

おとといの夜から具合が悪くなって、
昨日の夜に熱を測ったら38.2度。

これはまずいと、
市販の風邪薬を2日間飲んで、
栄養ドリンクを補給したりもして、
8時間くらい寝て全力回復したつもりが、
昼ごろ起きて熱を測ったら38.3度。
一向に良くならない。

今回こそインフルエンザじゃ…。

そう思って、午後に急いで
近くの病院へ行こうと思ったら、
ことごとく水曜休み。
やってても水曜午後休みとか。

病院へ行かないから知らなかった…。

ただ病院って、あちこちにあるもので。
徒歩5分圏内だけでも10軒前後。

で、そのうち1軒だけ水曜も開診してたから、
午後のスタートと同時に行った。

待合室で問診票を書いて、
診察室に入ると、待っていたのは、
小太りで髪の毛がボサボサの院長。
芥川賞作家の西村賢太氏みたいな。

部屋は男のひとり暮らしのように
散らかってて、
机には診察で使うパソコンのほか、
紙資料やペン、名刺とかが散乱。
さらには甘い何かを食べたあとらしき、
小さめの皿とフォークも。

診療用の白いベッドの上には、
A4の入る封筒が3通ほどバサッと。

そんな部屋で院長はまず、
机の下のダンボール箱をゴソゴソして、
インフルエンザの検査キットを取り出すと、
その散らかった机の上で検査薬をセットし、
長い綿棒で僕の鼻の奥をゴニョゴニョ。

で、首をかしげてボソッと言った。

「インフルエンザじゃないなぁ…」

問診を進めていっても、
風邪の症状が見られないからか、
もう一度検査薬の結果を確認しては

「インフルエンザじゃないもんなぁ…」

本来こういう医者にあたると、
不安になるもんかもしれないけど、
ここまで何も気にしない様子だと、
逆に仕事のことしか見えてないからこそ、
他が疎かになってるんじゃないかと、
思えてきたりもして。

という感じで診察を受けた結果、
診断は「扁桃腺炎」。

疲れや乾燥がある中で、
ウイルスが扁桃腺に付着して、
発症したっぽい。

きっとソラマチ。

というか、
たびたびかかる腸炎(食中毒)以外にも、
インフルエンザっぽい、
インフルエンザじゃない病気にかかるとは…。

診察が終わると奥の部屋へ入っていって、
粉や錠剤の薬を持ってきた。
処方箋をもらって、
外の薬局で薬を買うシステムじゃないのは、
子どものころ以来、かなり久しぶり。

1日2日薬を飲めば、
良くなってくらしく。

とりあえずそれを信じて、
治していきたいと思う。

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