FIFAワールドカップブラジル大会、
グループステージ第3戦、
日本はコロンビアに1-4で敗れた。
前半終了間際に岡崎のゴールで
同点に追いついたけれど、
後半に前がかりになったところを3失点。
これで3戦合計1分2敗の最下位で、
グループステージ突破はならなかった。
前半終了間際、
最後のプレーでの岡崎の同点ゴールで、
これはいける!と思った。
午前6時前の家の中で、
何度も何度もガッツポーズをした。
こんなにも熱くなったのは、
大会に入って初めてだった。
このゴールが生まれたことで、
その瞬間と、ハーフタイムの15分間、
日本はやってくれると、最高にワクワクできた。
同点にしたあとの選手たちの顔つきも、
大喜びせずにキリッとしていて、
後半に期待できた。
ただ残念なことに、後半の早い時間帯で、
その期待は打ち砕かれた。
■勝てば決勝トーナメント進出だった
結果的にだけど、
ギリシャ×コートジボワールの試合が
ギリシャの勝利に終わったことで、
日本は勝てさえすれば、
決勝トーナメントに進出できた。
でも日本は、前の試合から8人を入れ替えた
“ほぼ2軍”のコロンビアに完敗した。
自分たちのサッカーを展開しようと、
前半からパスをつないで、
攻撃的なスタイルで試合を進めたけれど、
最後の場面で決めきれなかった。
逆に危険な場面を何度も作られ、
後半のハメス・ロドリゲス投入で、
日本は一気に崩壊した。
3失点目、4失点目は、
玉砕覚悟の攻撃に出た中での失点で、
仕方ないものだったりするけれど、
ハメスを警戒するあまり、
全体のバランスが崩れてた。
コートジボワール戦、
ドログバ投入で崩れたのに似ていた。
日本は、最後まで脆かった。
■実力不足だった
日本が決勝トーナメントに
進出できなかった理由は、単純に力不足。
コートジボワール戦やコロンビア戦は、
個を持った選手を防げなかった。
ギリシャ戦は守りを固める相手を、
崩すことができなかった。
日本の個々の選手の“本来の能力”は、
こんなもんじゃないのかもしれない。
でも個々のコンディションの悪さ、
大舞台や相手を前にしての精神的な脆さ、
チームとしての戦い方の未熟さ、
アイデアのなさ、思い切りの悪さなど…
すべて含めて、それが実力。
グループリーグ敗退は妥当な結果だったと思う。