「ブラジルでも1-7で大敗する」がもたらすもの

朝から衝撃的だった。

ブラジルワールドカップ準決勝、
ブラジルがドイツに1-7で敗れた。

ネイマールとチアゴ・シウバの欠場で、
ブラジルは厳しいと言われてたけど、
ここまでの大敗があるなんて、
完全に想像の外だった。

ブラジルが大敗するなんてことが、
あるとは思わなかった。

試合終了間際に、
ブラジルが1点を返したのも、
せめてもの救いなんかじゃなく、
屈辱のひとつでしかなかったと思う。

ドイツが、もう勝ったからと、
集中力を切らすなんてことが、
ブラジル相手に起こったわけで。

何点取っても気を抜かない、あのドイツが。

グループステージ第1戦で、
スペインがオランダに1-5で敗れたのも、
かなり衝撃的な出来事だった。

でもブラジル戦は、それより遥かに
破壊力のある衝撃だった。

そんな試合を見て、
当事者じゃないからなんだけど、
サッカーっておもしろいと思った。

スペインでも、ブラジルでも、
ちょっと間違えると、こんなことが起こる。

強いから勝つとは限らない。
何が起こるか分からない。

そんなシンプルなドキドキ感を、
こうやって目の当たりにできるわけで。

これから先、ブラジル代表の試合で、
ブラジル国民の頭にはいつも、
今回の1-7が頭をよぎると思う。

ブラジル国民じゃなくても、
「ブラジルでも1-7で負けたんだから」と思うと、
どんな試合でも、何が起こるか分からない
緊張感を持って見ることになる。

そして、この緊張感は、
サッカーを楽しくさせる、
ひとつのスパイスのような気がする。

激辛だけど、常備したいスパイス。

ブラジルの3位決定戦は、
異様な雰囲気に包まれるかもしれない。

まずはそこに、ドキドキしてる。

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