J1第16節、清水はアウェイで
G大阪と対戦し、0-4で敗れた。
今シーズンワーストの試合。
どころか、ここ数シーズンでも、
ワーストのひとつに数えられる酷い試合。
これでリーグ戦再開後2連敗で、
7戦連続勝ちなしに。
降格ラインまで、勝ち点差1になった。
チームがバラバラで、
一体何をしたいのか分からなかった。
選手それぞれやりたいことがバラバラなのか、
選手にやりたいことがないのか。
監督がチーム戦術の構築をミスしてるのか、
監督に構築の能力がないのか。
どれだけ相手をフリーにさせたか分からない。
ゴール前で2~3人をフリーにさせ、
決定的な場面の連続。
ゴールキックで競らず、
中盤でもほとんどが相手ボールに。
逆に清水はフリーの選手がいないし、
フリーの選手を作れてない。
パスの出しどころがなくて、
どんどんボールを自陣に戻して、
ゴールキーパーまで戻って、
大きくフィードしたところを、
フリーのガンバの選手にとられ、
またガンバの攻撃をたたみかけられる。
守備練習をずっと続けてるような。
でも守備がボロボロだから、
練習にもなってないような、そんな試合。
相当まずいチーム状況だと思う。
攻撃も守備も個々が勝負するだけで、
チームとして何かしようとしてるようには思えない。
チームでの守備ができてた時期もあったけど、
相手に「高いディフェンスラインの
サイドバックの裏を突く」っていう、
シンプルな攻撃で弱点を突かれ始めてから、
全然対応できずに失点を重ねてる。
対応するには、準備しなきゃならない。
選手が試合中に対応できないなら、
監督が練習や試合中に対策を伝えるとか、
選手同士が事前に話し合っとくとか。
選手のコメントを読むと、
どうやらそれができていない。
攻撃の形、守備の形を持てば、
心に自信が生まれてくると思う。
別に根本的な戦術がおかしいんじゃなくて、
決まりごとを作れてないから、
若いチームは立て直せなくなる。
運動量の少ない選手を外すことが、
できないでいるから、バランスが崩れ続ける。
降格ラインに足をかけてるうえに、
ゲーム内容的に、かなり危ない状況だと思った。