2014 J1第26節 ディフェンスへの大きな不安

J1第26節、清水はアウェイで
大宮と対戦し、1-2で敗れた。

試合への入り方が悪くて、
序盤の寄せが甘い時間帯に、
また失点を許しての敗戦。

これでリーグ戦4連敗、
引き分けを含んで7戦連続勝ちなし。
トンネルを抜け出せる気配がない。

順位はついに降格圏の17位に落ちた。

ガンバ戦よりも、いい時間帯が増えて
同点に追いつくことができたし、
相手へ寄せられる時間帯も増えた。

身を挺して止めるシーンが
前節よりも増えていて、
気持ちは伝わってきた。

でも、だからこそ、
それでも負けてしまったことが、
すごく心配だし、どうしたらいいか
分からない感を増幅させてる。

とにかくセンターバックが、
けが人続出で、どうにもなっていない。

ヨンアピンはケガで帰国して検査、
杉山とヤコヴィッチもケガで出場できる状態じゃなく、
出場している平岡、ブエノもけがを抱えている。
三浦弦は次節からU-19日本代表へ。

それでも控えの廣井には、
現状、練習で三浦弦やブエノよりも、
いいパフォーマンスを見せられていないはずで。

使えるセンターバックが、いない。
もっといえば、サイドバックも、
今節出場停止だった、吉田以外にいない。

これが今のチームが崩れてる、
一番の原因のはずで、
守備が心もとないから、攻撃で前へいけない。

守備では5バックになっているのに、
サイドを軽々と突破されて危険な場面を作られたり、
相手にボールを持たれたとき後手を踏む。

その結果、攻撃の選手は、
全体的に後ろ目の仕事が増えて、
守備で下がった位置にいるから、
前線からプレスをかけられなくなる。

全体の統一意識として、
前からディフェンスしようと試合へ入ったのに、
それが最初からできなかったことからも、
守備への不安がかなり大きかったことが分かる。

ボールを持ってる相手にプレスがかからないから、
縦パスで裏に抜け出されて、
また危険な場面が生まれちゃうか、
飛び出されるのが怖い清水ディフェンスが、
最終ラインを押し上げられなくなって、
相手の中盤にボールを持たれて崩される。

もちろん守備に追われてるわけだから、
清水の攻撃に迫力も厚みも出ないわけで、
得点を奪えない原因にもなってる。

3バックにすることは、
「守る不安」を取り除くためのはずなのに、
結局、選手全体が不安を抱えたまま。

「守る意識」がより強まるだけで、
解決策になっていない現状がある。

4バックで2人のセンターバックにして、
平岡の相方が三浦弦やブエノでは、
相手を抑えられないという監督の判断だから、
平岡・三浦弦じゃダメだったんだろうけど…。

次節は勝ち点差1の14位・セレッソ大阪戦。
ここで負けたら、いよいよやばい。

ディフェンスラインは、六平を真ん中に置いた、
六平・平岡・ブエノの3バックで戦うのか、
平岡・ブエノをセンターに置いた
4バックで戦うのか、
それとも杉山やヤコヴィッチが、
ケガから復帰して、前のような4バックで戦えるのか。

その布陣や、全体で不安をぬぐえるかどうかが、
試合の結果を大きく左右すると思う。
不安が軽くなったら、攻撃も冴えてくると思う。

セレッソも清水と同じように、
ケガや出場停止、代表招集で主力がかなり抜けてる。

絶対勝たなきゃならない。
そのためには、不安になっちゃいけない。

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