ふるさと納税「吉田町・国産うなぎ蒲焼 2尾セット」

昨年末に1万円のふるさと納税をした、
「国産うなぎ蒲焼 2尾セット」が
だいぶ前、2月に届いたので食べた。

ふるさと納税サイト「さとふる」で、
去年6月に取り扱いをスタートしたにも関わらず、
2016年の人気ランキング5位に入った、
冷凍のうなぎ蒲焼セット。

このうなぎ、実は僕の地元・
静岡県吉田町にふるさと納税した返礼品。

愛してやまないふるさとに納税するという、
本来のふるさと納税をした。

まあ返礼品目的ではあるんだけど。

静岡でうなぎといえば
うなぎパイも作られている「浜名湖」だけど、
吉田町も昔からうなぎの町として有名。

東京のスーパーで売られているうなぎが、
「吉田産」と大々的に表示されていたり、
老舗うなぎ料理店が吉田のうなぎを選ぶなど、
吉田産はひとつのブランドとして流通している。

ちなみに僕のおじが昔、
吉田町のうなぎをとりまとめる業者の
責任者か何かをやっていて、
ケント・デリカットに取材されていた。

30年前、吉田の実家の周りには養鰻場の
大きなビニールハウスがたくさんあった。

ハウスの中では水が絶えずかき混ぜられ、
その中で大量のうなぎが育てられていた。

印象に残っているのは、うなぎのエサ。
練ってある大きな塊が一輪車に乗せられ、
養鰻場の水の中へ放り込まれる。

粘土のような…うんちさんのような見た目で…
独特の臭みがあって(うんちさんとは違うけど)、
通学路はうなぎのエサの臭いがした。

今、実家の周りの養鰻場はすべてなくなり、
住宅やショッピング施設が建ってるけど、
養鰻場は合併などをしながらいくつか残り、
今も吉田町はうなぎの町として続いている。

そんな吉田町のうなぎを食べた。

いつも「丸榛」のうなぎを食べてたから、
今回は、違う業者のうなぎをチョイス。

ごはんに乗せ、たれと山椒をかけて…

丼どころか、
直径24センチの皿に収まらない!

そしてもちろん、美味しい!
身がやわらかくて、これぞ国産うなぎという感じ。
冷凍だからって、味は落ちない!

うなぎ好きなら、絶対に一度注文してほしい!
ふるさと納税で美味しかったら、
ぜひ通販とかでも、吉田のうなぎを!

ふるさと愛!

そして最後に・・・

ちなみに吉田町はもともと、
ふるさと納税に対しては硬派路線で、
返礼品を扱っていなかった。

小さな町だけど、東名のインターがあり、
大井川沿いには大企業の工場が連なるなど、
それなりにお金を持っている町だからかもしれない。
(周りの町との合併を拒否するレベル)

それが方針を変えて、
2016年6月から返礼品の取り扱いをスタート。

その結果、2016年度の1年間の
目標額は3千万円だったのが、
2016年12月だけで、
寄付額はなんと約5億円になったという。

海に面している吉田町は、
もし東海地震で津波が発生したら、
特に海沿いの地域が危険とされている。

他の町よりお金があるとはいえ、
災害設備を次々と作っているから、
お金はいくらでも必要な状況だと思う。

吉田町にとって、ふるさと納税は、
とてもありがたい制度になっている。

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