J1第5節、清水はホームで
湘南と対戦し、1-3で敗れた。
前節、4バックでようやく連動したサッカーができた清水は、
今日も立ち上がりから攻守に良い展開。
ところが、セットプレーから2失点、
スローインの流れで1失点と、守備の崩壊というより、
守備での寄せの甘さ・緩さで3失点。
攻撃も途中から停滞感が生まれて1得点のみ。
内容は良くなっているものの、
開幕から5戦未勝利となった。
前半に失点するまでは、
全体が連動し、距離感も良くて、
昨シーズン終盤の強さが復活したように思えた。
ところが、前半の1失点目あたりから
どうもプレーに落ち着きがなくなり、
湘南のプレスにハマり始めてしまった。
前からくる相手に弱い。
強風に弱い。
3バックに弱い。
そんな、ここ数年の清水を象徴するような、
冴えない内容に成り下がって、
気持ち的にも追い詰められたようなサッカーに。
守備では最終ラインにプレスされて、
パスの出しどころがないまま蹴り出すだけ。
攻撃では、相手に寄せられたり、ひっかかることが多く、
ボールを簡単に奪われるシーンが多かった。
北川がなぜか中盤に降りてきては、
ワンタッチでチャンスメイクをしようとして、
相手ボールになってしまうことも多かった。
準備してた型にハマらなかったり、
予期しない環境下に置かれると、臨機応変に対応できず、
試合をうまく運べなくなるという清水の慢性病。
どうにか治さないと、上位にはいつまでも上がれない。
そんな中、明るい材料はドウグラスの復帰。
ただし今日は何をしたわけでもなく、
久しぶりの公式戦で、慣らし運転に近かった。
コンディションも試合勘もまだまだ。
ドウグラスのコンディションが上がっていけば、
チームは勝ち点を拾えるようになるんだろうけど、
根本を解決しないと、拾うだけで、もぎ取ることはできない。