ダイエット効果が“期待されている”
サプリメントや食品がある。
例えばダイエット効果を謳った機能性食品。
普段の食事の一部を置き換えてダイエットに励んだ有名人が、
「@kgやせました」と語っていたりする。
メーカーとしては、
薬事法に触れてしまう「食べると痩せる」は言わずに、
消費者には「食べただけで痩せたんだ」という
イメージを植え付けたい。
だからプロモーションするとき、
グレーな言い回しと注釈で効果らしきものを伝える。
「運動した」ことは※印で小さく書き、
どれだけの運動をしたのかも示さない。
もともと不摂生で太っていたことは伝えないし、
有名人がダイエットの仕事だからと危機感を抱いて、
他の食事を気をつけたとしても言わない。
あくまで「機能性食品に置き換えた」というひとつの方法と、
「痩せた」という結果だけを伝える。
その間にある様々な要因は伝えない。
こうして、ダイエットしたい消費者のどのくらいかが、
「食べただけで痩せた」と勘違いする。
メーカーが伝えていることは事実だから、
消費者が勝手に勘違いしたという論理。
で、伝えたいことは、
「詐欺まがいのメーカーはつぶれろ!」じゃなくて。
そういうプロモーションは世の中に溢れていて、
法律がどう動いても、かいくぐり方は生まれるから、
どうやってもなくならないということ。
テレビ番組や雑誌、書籍、
タレントやインフルエンサーのYouTubeやSNSなど、
ダイエットやら健康効果やら美容効果などの
効果らしきものを伝える食品や商品は、
消費者が100%信じないで、疑うしかない。
それを分かったうえで、試すのはいいけれど。