J1第19節、清水はアウェイで
名古屋と対戦し、1-3で敗れた。
清水はここ2戦とは違って、
キッチリと連動する名古屋を相手に、
全体的にボールを持てず、運べず、持ち込めず。
試合開始早々に失点すると、
やりたいことができないまま失点を重ね、
特に意味のない「3分の1倍返し」で終了。
チームは、なかなかうまくいかない。
やっぱりまだまだ、相手によって、
サッカーのクオリティが大きく左右される。
システムやフォーメーション、
選手の復帰や組み合わせなど、
何らかの理由で上向いてるかもしれないという
淡い期待は、淡すぎて見えない状態に。
ここ2戦良かったわけだけど、
湘南は、清水がいつもと違う戦い方で
相手が対策をできてなかったこと、
浦和はチームがうまくいっていないのか、
全体的に連動してなくてやりやすかったこと、
それで清水が支配できていた側面がある。
まあ、チームがうまくいってないとか、
清水目線で言えたことじゃないけれど…。
で、名古屋はしっかり連動してたから、
明らかに清水の選手はやりにくそうで、
自信なさげにボールを動かそうとするだけ。
奪われる不安が常につきまとい、
ミスを恐れてボールがうまく回らず、
余裕がない、よく見る清水に戻っていた。
悪い意味での「自分たちのサッカー」。
湘南戦や浦和戦で良かったのが、
練習でやってる普段の姿かもしれない。
今日の試合で悪かったのは、
実力を発揮できてないのかもしれない。
でも、試合でうまくいくかどうかが実力。
全然レベルが違う話だけど、僕は中学のとき卓球部で、
練習がそれなりにうまくできていたから、
大会ではいつも、部の上位ランクで登録されていた。
でも試合になると、負けたらどうしよう…
先にミスしちゃいそう…自分は上位なのに恥ずかしい…
などと考えて、自信も余裕もなくなって、
打つ球がズレたり、練習ではしないミスをして、
だいたい1~2回戦で負けていた。
練習は正確なショットが決まるんだけど、
試合ではいつも発揮できなかった。
原因は僕の場合、練習でできたことが、
試合でひとつうまくいかなくなると自信をなくすこと、
相手の方が上だと思い過ぎること。
そうして、試合で余裕がなくなり、負けていた。
今の清水がそれと同じというわけじゃなく、
言いたいのは、自信のなさ、余裕のなさが、
プレーに影響してしまうということ。
その原因は、外からは分からない。
今シーズン、新たな監督の新たな戦い方で、
チームとしての完成度がまだ低いことが、
自信のなさになってるというシンプルな話かもしれない。
ただ、何度監督が代わっても、
なかなかうまくいかないチームなわけで。
大人しい、声が出てないと言われ続けてるわけで。
クラブの雰囲気というふわっとした表現になるけど、
勝つクラブのそれじゃないんだろうと思う。
監督よりも、サッカーのスタイルよりも、
もっと根っこが変わっていかないと。
水をあげても、肥料をまいても、
根っこがダメなら枯れちゃうわけで。