J1第20節、清水はアウェイで
大分と対戦し、1-2で敗れた。
清水はサイドのDFライン裏を狙われ、
その狙い通りに破られ2失点。
攻撃にも迫力はなく、チャンスシーンは数えるほどで、
どこか停滞ムードのまま3連敗を喫した。
さあ、この惨状をどう打破するか。
裏へ抜けられて失点を重ねるのが、
積極的に戦った代償ではなく、
ただ空いただけの歪みに感じてしまう。
攻撃の迫力がないのは、
チャレンジしてうまくいかないわけじゃなく、
ただボールを近くの人に預けるだけに見えてしまう。
選手がベストメンバーに近づいても、
システムを変更しても、
一度良かったメンバーで戦っても、
相手にしっかり対策を立てられてしまうと、
どうすればいいのか分からないくらいに封じられる。
きっと練習ではできているはずのことも、
試合では鳴りを潜めてしまう。
今日の試合、決勝点になった2失点目は、
本来オフサイドっぽかいという不運はあった。
でも、降格がないシーズンっていうのもあり、
そんなことはどうでもよくて、
内容の悪さ、閉塞感が、どうにも気になってしまう。
上位争いをしたい、残留争いをしたくない、
そんな来シーズンへ向けて、
なかなか積み上げが感じられない。
超攻撃的なハイラインの代償として、
裏を突かれて負けが込んでるわけじゃない。
顔をガードすれは、ボディブローを打たれ、
ガードを低く構えたら、
顔にパンチが飛んでくるのは当然なのに、
そんな基本的な攻撃にさえ、対応できていない。
相手の強さ、状態、清水対策によって、
ずーっとパフォーマンスは左右されている。
自分たちのスタイルで勝ちたければ、
その状況を打破しなきゃ上にはいけない。
日程的に余裕が出てきた今、
準備することで、どこまで修復できるのか。
どこまで建築させられるのか。
土台を作り続けて数年、そろそろ建物を見たい。