J1第32節、清水はアウェイで
鹿島と対戦し、0-2で敗れた。
清水は試合の入りが非常に悪く、
どこかふわっとした様子で鹿島の攻撃を受け、
緩い守備から12分までに2失点。
その後もどこかピリッとせず、
攻撃でもなかなか決定的場面を作れず、
ここ数年苦手な鹿島に対して完敗した。
内容が悪かった要因はきっといくつもあって、
鹿島が堅かったというのもありつつ、
清水の不安定さ、緩さを鹿島に突かれた印象。
前節、中盤から攻撃を担っていた、
竹内・金子・後藤に代えて、
今日は宮本・成岡・鈴木を起用。
彼らも能力はあると思うけど、
スキをしっかり突いてくる鹿島を相手に、
ごっそりと中盤が変わったからか、
経験の浅さからか、機能したとは言い難く。
チーム全体がどこか不安に包まれた様子になり、
パフォーマンスが下がっていたように思う。
攻撃でも効果的な崩し方を見いだせず、
今日の特に前半は、中盤がうまく機能していなかった。
平岡監督になって7試合目、
いい試合と悪い試合がどちらもあって、
ある程度守れ、ある程度攻撃が機能し始めてはいる。
相手に寄せるスピードが上がり、
ボール回しもスピーディーになるなど、
今シーズン積み上げたきたサッカーは、
戦い方を整理したことで、良くなってきている。
ただ一方で、どの試合も決定的な場面を作られることが多く、
相手のミスで失点せず済んできた部分もある。
攻撃が停滞したときに、打開策を見いだせず、
相手を攻略できずに時間が進んだりもする。
それがサッカーではあるんだけど、
一刺しを狙ってくる相手にどうスキを見せないか、
そしてスキの無い相手をどう崩すか、
まだまだ足りない部分は多い。
確かに成長している。
でも、完成はまだ遠いのも確か。
残り2試合、いい内容か悪い内容か、
清水がどっち顔を見せるか分からないけども、
ファンにワクワク感を抱かせられたらいいなと思う。
降格のない穏やかなシーズンを終え、
シーズンオフを、幸せな気持ちで過ごせるよう。