2020 J1 第33節 極寒

J1第33節、清水はホーム最終戦で
仙台と対戦し、2-3で敗れた。

17位・清水と18位・仙台の試合は、
本来なら残留を争っていてもおかしくないものの、
降格のない今シーズンは、ただの最下位脱出争い。

清水は降格のプレッシャーもないのに、
前節と同じで前半がひどく、ミスが多発。
12月のナイトゲームという極寒のスタジアムが、
画面越しにより寒く見える展開。

攻撃では相手にボールが引っかかり、
守備では反応が遅く、相手に寄せきれないという、
悪いときの清水がてんこ盛り。

後半に少し盛り返したとはいえ、
低調な内容で敗れ、納得の最下位転落だった。

前線に怖さがなく、中盤に精度がなく、
最終ラインに集中力がなく、
ゴールキーパーに危険察知能力がない。

この日の清水は、そんなだったように思う。

頼れるセンターフォワードが不在だからか、
中盤が心もとないからか、
守備陣の守りや繋ぎが信頼できないからか、
全体が自信なさげにプレーしていた。

そうなるとプレーの精度は落ちるし、
視野が狭くなって、ただボールをつなぐだけになる。

効果的に相手ゴールへ迫れないから、
どこかでミスが出て反撃を食らってしまう。

今シーズン何度も見てきたシーンが、
ホーム最終戦でも再生され、なんだかなと思った。

昨シーズンから、ボールを回せるようになり、
チーム全体で戦える試合が増えたけれど、
今日のように悪い試合がなくならない。

選手たちのメンタル面や、練習での厳しさ、
声出しのようなコミュニケーション部分は、
どこまで変わったのか。

内部が分からないから何とも言えないけど、
選手のインタビューから想像すると、
そのあたりに相変わらず問題がありそうな気が…。

仲が良くてまとまってるのはいいけれど、
そこに厳しさがなかったら、それはサークル。

ひとつひとつのプレーに厳しさを。

チームに足りないものを埋めるのは、
監督でも、クラブでも、補強でもなく、
今いる選手個々の意識、空気作りだと思う。

静岡県民が持つとされるような協調性は、
団結力ではなくて、人任せになる側面もある。

静岡の空気を吸ってるだけで、
穏やかでおっとりした人間になっちゃうのなら、
もう諦めるしかないけれど。

いわゆる、しょんない。

いや、変われると思うけどな。

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