リオ五輪も男子ゴルフ辞退者は続出していた

東京オリンピックのゴルフ競技で、
出場辞退者が出始めている。

今後もたぶん、辞退者は増えていくはずで、
ネット上ではたぶん「新型コロナ」と絡めると思う。

ただ、リオ五輪のゴルフでも、
男子に辞退者が続出した。

世界ランク上位は…
1位 ジェイソン・デイ(オーストラリア)⇒辞退
2位 ダスティン・ジョンソン(アメリカ)⇒辞退
3位 ジョーダン・スピース(アメリカ)⇒辞退
4位 ロリー・マキロイ(アイルランド)⇒辞退
5位 バッバ・ワトソン(アメリカ)
6位 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)
7位 リッキー・ファウラー(アメリカ)
8位 アダム・スコット(オーストラリア)⇒辞退
9位 ダニー・ウィレット(イギリス)
10位 ブランデン・グレース(南アフリカ)⇒辞退

トップ10のうち6選手が出場を辞退、
特にトップ4は全員が辞退した。
ちなみに日本では17位の松山英樹も辞退した。

辞退者のどのくらいかは、理由として
「ジカ熱感染のリスク」を挙げていた。

ブラジルで猛威をふるっていたジカ熱。
蚊が媒介するジカウィルスに感染した女性が妊娠すると、
子どもが小頭症などの障害を持って生まれる可能性があり、
世界的な脅威になっていた。

そして次の理由が「過密日程」。
メジャータイトルがかかる試合が詰まっている中、
アマチュアスポーツの祭典ともいえる
五輪に出場するモチベーションは、当然低い。

リオ五輪(2016年)
6/16~6/19 全米オープン
7/14~7/17 全英オープン
7/28~7/31 全米プロゴルフ選手権
8/11~8/14 リオ五輪

そして東京五輪。
「新型コロナ感染リスク」と選手が挙げるかも
しれないけれど、実際の理由かは分からない。

そして日程でいえば…

東京五輪(2021年)
5/20~5/23 全米プロゴルフ選手権
6/17~6/20 全米オープン
7/15~7/18 全英オープン
7/29~8/01 東京五輪

東京五輪も、スケジュールは厳しい。

リオ五輪の出場辞退は、
実際のところ「出場意義の低さ」が原因だと、
スポーツメディアは指摘している。

リオ五輪で112年振りの復活だったものの、
すでにプロスポーツとして確立しているゴルフには、
テニスやサッカーと同じように、
五輪よりも上の大会が存在している。

つまり五輪は大事な大会じゃない。
それよりは、大事なシーズンのために休みたい。

男子ゴルフの話を東京五輪批判の材料にするなら、
こうした材料も加えて、料理してほしいと思う。

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