J1第12節、清水はアウェイで
大分と対戦し、0-1で敗れた。
ここ3試合はビルドアップが良くなっていたものの、
今日はどこか余裕がなく、反応も鈍く、
大分の前線からのプレスにあたふた。
守備でも前線から行くのか構えるのか、
イマイチはっきりしない時間が続き、
またもセットプレーから失点。
良くない部分がたくさん出た試合だった。
今日は攻守にちぐはぐだった。
どうやって相手ボールを奪うのか、
チーム全体で共有されていなかった印象。
どういう方針だったのか分からないけれど、
前半に失点するまで、前線が3枚で追っているけれど、
中村慶太は追わずに少し低くポジションをとっていて、
相手の方が数がいるからどうにも奪えない。
最終ラインで清水ボールになっても、
ビルドアップが良くなく、運んでは引っかかり、
蹴り出しては相手ボールに。
相手をかわすことはできても、ひっくり返せない。
攻撃陣の精度もいつも以上に悪く、
中山のクロスも、サンタナのキープも、
うまくいかずボールを失いまくった。
いいクロスが上がっても、攻撃の人数が少なく、
中央で合わせる人がいなかった。
などなど、少し選手名を挙げたけれども、
チーム全体として、どうもうまくいっていなかった。
とはいえ、だからダメとは思ってなくて。
株とか新型コロナの陽性者数みたいに、
グラフは1日ごとの短期的な波があるわけだけど、
もっと長期的に上昇と下落を見るべきで。
今日の清水は短期的に下がったけれど、
ここ3試合が良かったのを考えると、
長期的には上がっている状態だから、
次に向けて切り替えればいい。
ただ、ここ何年かは大暴落が多くて、
調子が上がってきても信頼できないから、
ポジティブな気持ちだけにはなれないけれど。
ここからしっかり反発できるか、
いつものように沈んでしまうのか。
きっかけを掴みつつあるだけに、
大事な時期ではあると思う。