J1第21節、清水はホームで
大分と対戦し、1-0で勝利した。
相変わらずの冴えない試合だったけど、
セットプレーからの得点で勝利。
残留を争う下位グループ4連戦の3試合目、
今のところ2勝1分けだから、いいにはいいんだけど、
同時に不安をぬぐえない試合だった。
内容は良くなかったけど勝てた。
勝てたけど内容は良くなかった。
どちらも言える試合だった。
今日に限っては、
「内容は良くなかったけど勝てた」。
残留を争う下位相手に勝てたことは、
勝ち点を積み上げるうえでかなり大きくて、
残留争いのぬかるみから少しだけ足が出た。
でも、今後への不安として
「勝てたけど内容は良くなかった」。
相変わらずのボールがつながらないサッカー。
パスはやっぱり近い相手に預けることが多く、
スペースじゃなく人がいるところにパスを出すだけだから、
簡単に狙われて、奪われたり、下げさせられたり。
ディフェンスでは、とりあえずクリア。
追い詰められてないのに苦し紛れの四方八方クリア。
無駄にコーナーキックを与えてしまうことも。
つまり、勝てたことは良かったけれど、
まだまだ進化が必要という、凡庸な結論。
シーズン当初は、守りをしっかりやって、
個の力に頼って、偶然でも勝てれば良かったけれども。
それがロティーナサッカーなのかもしれないけれど、
もっと攻守で意図したプレーが出て欲しい。
個を最大限に引き出すための、チームとしての連動性。
ここから中位グループに入っていくには、
勝っただけでは喜びにくい。うれしいけども。