J1第4節、清水はホームで
C大阪と対戦し、1-3で敗れた。
前節の横浜FM戦の完敗から1週間、
若干、自分たちで運べた部分はあったものの、
さほど良くなかった相手に、簡単に失点。
後ろからつなげるようになってない中、
前線で収められないから、
逃げで前線へ蹴り出しても相手ボールになるだけで、
ゲームをあまり作ることができず、連敗を喫した。
悪い試合は毎回そうだけども…
パスがズレたり、ファーストタッチが大きくなったり、
ダイレクトプレーが少ないから、
時間がかかって、相手に簡単に寄せられてしまう。
余裕がなくなり、後ろへ下げるしかなくなって、
蹴り出した結果、相手ボールになってしまう。
まだまだうまくいきそうにはない。
毎シーズン、監督が変わっているクラブで、
誰が出てもクオリティ高くできるようなスタイルを
持っているわけじゃないから、
今はまず、個の能力を持った選手を待つしかない。
前線で収まるサンタナかオセフンに当てるとか、
中盤で運べるカルリーニョスに託すとか、
はがして縦に出せる松岡に預けるとか。
もちろん今いる選手の良さもあるけれど、
11人でうまくいっていないのが現実で、
組織として余裕がないのだから、
個で余裕を持てることの方が、効き目は早い。
で、それが効いているうちに全体のビルドアップや
プレスの精度を上げていって、
誰が出てもいい状態に持っていくという、
年単位で時間がかかることをやらないといけないんだろうなと。
そうなれば自信を持ってプレーできるから、
パスのズレは減り、ファーストタッチも理想に近づけられ、
ダイレクトプレーも増えていくと思う。
クラブとしてのスタイルが完成していないガマンの時期に、
個の力でも勝ち点を稼ぐことで、
残留争いに巻き込まれず、スタイルを構築する時間ができる。
今シーズンこそは、勝ち点を奪いながら。