auは、海外へ行ったときに、
自分のスマートフォンをそのまま使ってネットできる
「世界データ定額」を、10月11日から
150以上の国と地域に拡大することを発表した。
ここ数か月、期間限定で150か国以上をカバーしてたけど、
それが正式にサービスをスタートした形。
料金は、これまでと同じで24時間あたり980円。
使い始めから24時間だから、
日付が変わっても24時間経つまで、
金額は上乗せされない、ありがたい仕組みが継続される。
この「世界データ定額」を、
僕は2017年8月の中国・上海旅行で使った。
1泊3日(最終日は朝に帰国)の弾丸旅行、
滞在時間が48時間以内で、かかった金額はわずか980円。
(au STARに入ってるので24時間分無料)
しかもWi-Fiルーターを持ち歩く必要も、
ルーターに充電する必要もない。
そして何より「Googleのサービスにつながる」という、
当たり前のことができたのが、素晴らしかった。
■中国のネット事情
中国には「金盾」という
インターネット情報検閲システムがあって、
中国外のいろんなサービスにつながらないことが多い。
2015年の中国・北京旅行では
Wi-Fiをレンタルしてネットにつないだけど、
移動のためのGoogleマップも、
日本と連絡するためのLINEもつながらず。
ネットで何かを調べようとしても、
サイトによって繋がったり、繋がらなかったり。
繋がっても、遅くてイライラしたり。
ちなみにGoogleマップが使えないからと、
慌てて中国の地図アプリを入れようとしても、
Androidのアプリストア「Google Play」につながらない。
その旅行では、事前に金盾の存在を知っていたから、
VPNという、中国外のIPアドレスでアクセスすることで、
金盾を回避できるサービスで、なんとかした。
ただVPNは月額数百円かかる。
しかもVPNの存在に中国は目を光らせていて、
たびたび遮断され、ネットがつながらなくなることがあった。
中国でのネットは、不便極まりなく、
これは2017年の今も続いているらしい。
■「世界データ定額」で問題なくネットができた
でも今回の旅行では、VPNを使わなくても、
ネットやGoogle系のサービスに
つながらなくなることは1度もなかった。
しかもサクサクつながった。
なぜかは分からない。
ただ、前回の旅行との違いといえば、
Wi-Fiをレンタルせずに、
auの「世界データ定額」を利用したこと。
他の人のレポートを見ても、
中国で世界データ定額を使うと、
普通にネットがつながるという話があがっていた。
そのうち中国に発見されるのかもしれないけれど、
2017年8月の時点で、auの世界データ定額は、
中国でネットをするうえで最強だった。
■だから中国で「世界データ定額」は最強
そんな「世界データ定額」を、
10月以降も中国で使うことができる。
いつ中国に遮断されるか分からないからと、
VPNを契約しておけば、
結局はお金がかかっちゃうわけだけど…
ネットをサクサク使えるだけでも使えるサービス。
そもそも、Wi-Fiルーターを借りず・持たずに、
日本と同じようにスマホを使えるという便利さ。
世界データ定額は、中国で使う価値ありだと思う。
※中国での接続は2017年8月中旬時点の情報です
※docomoでは「海外1dayパケ」という
「世界データ定額」と同じようなサービスがあります
(中国での接続状況は分かりません)