J1第27節、清水はホームで
セレッソ大阪と対戦し、3-0で勝利。
終始、試合を支配している中、
決定的なチャンスで何度も潰して、
一発でやられる怖さはあったけど、
相手のミスと終了間際のカウンターで追加点。
これでリーグ戦8試合ぶりの勝利。
それでもまだ降格圏の16位とはいえ、
残留争いのライバルとの試合で、
勝ち点3を奪った。
残留争いに踏みとどまることができた。
勝因のひとつは、
相手への寄せの早さだった。
ボールを持ってる相手への寄せの早さが、
ここ数試合と比べて段違いに良かった。
雨っていう分、凄みが増して見えたのはあるけど、
必死に、ガムシャラに、
ボールに対してチャレンジできてたと思う。
迷いがないように見えた。
そして迷いなくプレーできてたのは、
4バックの形で前から追うっていう、
シンプルな戦いを選択したのも大きくて、
頭の整理ができたから、必死さが形になった。
で、4バックを実現できたのは、
今のセンターバック陣の中では能力の高い、
ヤコヴィッチのケガからの復帰があって、
前線はこれまでよりも、
ディフェンスへの安心感があったと思う。
そして早い時間帯での先制点。
カウンターで、何度も何度もチャンスを作ってた。
その決定的な場面で、
決めきれなかったのは大問題だったけど、
残留争いのライバルから先制点を奪ったことで、
前がかりにならざるを得ない相手に、
もともと得意だったカウンター攻撃ができてた。
ポジティブな気持ちを損なうことなく、
ずっと戦えたことも、大きかったと思う。
これまで高い位置からのプレスを
やろうとして、できなくて負け続けていた中、
そのプレスができた試合で勝てたことは、
自信の面で、大きかったと思う。
まあ、セレッソの選手たちに
けが人や欠場選手の多かったからか、
全然うまくいってなくて、
簡単にボールを失ってくれたり、
大きなミスをしてくれたり、
決定的な場面を外してくれたりしたおかげで、
この結果になったわけだけど。
次は2週間後の横浜F・マリノス戦。
相手は調子を落としてるとはいえ、
セレッソよりはうまくいってるわけで、
今日の戦い方が通用するかは分からない。
それに今日みたいに、決定的な場面で
何度も外してたら、普通は勝てない。
それでも今日、結果として勝てたことで、
これまでやろうとしてできなかった
高い位置からプレスをかける戦い方を、
迷いなくできるようになったと思う。
今日の試合が、あとから考えても、
価値ある試合になってほしい。