僕はフリーランスなので、
国民年金に加入してるんだけども。
今日「付加年金」に加入してきた。
ずっと加入しようと思ってたけど、
区役所(出張所)へ行かなきゃなんないし、
手続きに時間がかかりそうだから
ちょっと面倒くさそうで加入せずにいた。
でも今年で36歳になるから、
35歳のうちにってことで腰を上げた。
ちょっとの面倒臭さは、
ちょっとの理由で解消するもので。
■付加年金とは
付加年金っていうのは、
月に400円、国民年金保険料に上乗せして納めるだけで、
年金をもらえるようになったとき、
年間に「月200円×納付月数」の金額分、
上乗せしてもらえるっていうもの。
分かりにくいから具体的に書くと…
【20年間納めた場合】
納める金額
400円×240か月=96000円
⇒20年間で96000円納める
もらえる金額
200円×240か月=48000円
⇒1年につき48000円もらえる
※つまり2年で20年間納めた96000円をもらえる
「年金をもらい始めて2年で元がとれる」
っていう言い方をされることもある付加年金。
別の表現の仕方をすると、
20年間、月400円納めると、
年金をもらえるようになってから、
1か月あたり国民年金分よりも、
4000円多く年金をもらえる。
つまり、20年間付加年金保険料を納めると、
納めた金額が10倍になって返ってくるってわけ。
四次元ポケットから出てきたかのような、
恐ろしい増え方をしてる。
ただ条件があって、
会社員とかで厚生年金に入ってたり、
国民年金基金に入ってると、付加年金には加入できない。
国の年金制度で国民年金だけ入ってる人が加入できる。
■付加年金の一番の?デメリット
ちなみに付加年金は定額で、物価が変わっても、
もらえる金額に増額も減額もない。
だからこれからインフレになっても、
もらえる金額は変わらない。
例えばインフレで貨幣価値がガクッと落ちて、
今は100円のコンビニコーヒーが、
1000円になったとしても、
受け取れる付加年金の額は同じ。
せっかく10倍の金額がもらえるようになっても、
お金の価値が10分の1になっちゃったら、
預けた分が返ってくるだけという感じになる。
まあそんなリスクはあるけれど、
リスクっていっても月400円だから、
加入した方がいいんじゃないかって僕は思った。
■付加年金の手続き
で、面倒くさそうだった手続きはというと…
区役所(僕の場合は出張所)へ行って、
年金手帳を渡して、データの確認作業で
1分くらい待ったあと呼ばれると、
名前と電話番号を書くだけで終了。
これで今月末の支払い分からの加入になった。
なんて簡単な!
面倒臭がらずにさっさと入っときゃ良かった!
国民年金保険料をマジメに払ってるなら、
入っといた方がいいと思った、付加年金。
老後に数千円のお小遣いをもらうチャンスを、
ちょっとの面倒臭さでフイにするのは、もったいない。