中国・北京のスーパーで買ったお菓子。
吉祥煎餅(小林煎餅)<9個入り10元(193円)>
※為替レートは1元=19.3円
見た目通りのお菓子。
何の変哲もないお菓子。
普通に美味しいけど、日本にもある、
小麦粉、砂糖、卵などで作った、瓦せんべい的な味。
変な味じゃないから、
味的には、おみやげとしてアリだけど、
別にこれだから中国ってもんでもないような。
ちなみによく見ると…
上海!
北京で買ったけど上海!
北京みやげになってない…。
そこで製造元の「小林煎餅」を調べてみると、
中国で買ったけど、なんと台湾のメーカー。
しかも小林は「ショウリン」じゃなく「コバヤシ」。
というのも、この小林煎餅、創業者が日本の伝統的な
煎餅のつくり方を学んで、1950年に台湾で創業。
そのあと日本から製造機器の導入をするなど、
日本的なお菓子を台湾で展開。
人気が出ると、2009年に上海へも進出して、
日本的な焼き菓子で人気になっているらしい。
ちなみにオーナーは林さんらしい。(リンさん?)
小林煎餅だけど、林さん。ややこしい。
というわけでまとめると、この吉祥煎餅は、
日本の伝統的な焼き菓子の技術を、
台湾へ持ち帰り、それを上海に展開して、
北京で売られているのを、僕が日本へ買って帰ってきたってこと。
そうたどると、日本みやげとして、
なんだかいいものに思えてきた!
日本の焼き菓子がこんな風に売られてるっていうのを、
おみやげとして買うのもアリかもしれない。
まあ、だとしても、中国みやげじゃなく、
台湾みやげなんじゃないかって気はするけど。