J1第6節、清水はアウェイで
鹿島と対戦し、1-2で逆転負けした。
清水はスタッツこそ悪かったものの、
内容は今シーズンで最も良かったと言っていいほど、
意図的なボール回しやプレスの掛け方ができていた。
ただ、とはいえ良かったのは当社比で。
まだまだ発展途上だから、クロスを簡単に上げさせて
失点するなど、脆さもあった。
それでも前を向ける敗戦だったと思う。
逆転負けを喫した理由のひとつは、
そもそも鹿島が、そういう状況に強いのはある。
鹿島はそうやって勝てるチームというか、
こっちがいい試合をしたと思わせておいて、
気付いたら、勝ち点を持ってかれるというか。
同時に、選手層の差もあった。
鹿島は交代選手でギアが上がるから、さすが強い。
一方で清水は、まだ選手が揃っていなくて、
特に攻撃のコマが少なく、
コロリを最後まで引っ張るしかなかった。
コロリを交代させちゃったら、前線で収まらないとか、
セットプレーで仕留められる不安があったと思う。
結果、だんだん勢いがなくなっていき、
相手にプレッシャーもかからなくなり、
逆転される環境が整ってしまった。
一歩進んだけど、まだまだだった。
そうして負けたけど、勝ち点を積み上げた試合より、
サッカーの内容としては、成長を感じられた。
どうすれば相手を追い込むことができるか、
どうすれば相手のプレスをかわすことができるか、
今シーズンの中ではそれが一番できていた。
まだ今日の1試合だけの話だから、
良くなりつつあるのか、特異例なのかは分からない。
去年の開幕戦で鹿島に勝って、
今年は違うぞ！と思ったけど、
いつも通りうまくいかないシーズンだった。
今回こそは、上向きだと信じたい。