2014 J1第24節 不安の連鎖

J1第24節、清水はアウェイで
神戸と対戦し、1-3で敗れた。

13位の清水以下の下位チームの
多くが敗れたから、
降格圏との勝ち点差は2のままだけど、

17位・大宮の勝利で、
13位から17位まで5チームが、
勝ち点差3の中でひしめき合う状況に。

残留争いが、混沌としてきた。

全体的に「不安」な中で
進めていた印象の試合だった。

そしてまたミスから
早い時間帯に失点したことで、
不安は確かなものになってしまった。

センターバック陣にケガ人が多いことで、
今日も3バックで挑んだけれど、
2人が10代の選手でJ1経験も浅い中、
チーム全体が、ディフェンス陣への
不安を抱いていたはずで。

ブエノやイ・キジェが詰められて、
あたふたすることも多かったから、
不安はさらに増してたと思う。

それに加えて前線がノヴァコビッチだから
前線からの守備にも不安があって、
中盤の選手はどう守るか、
どう奪うかの判断が、難しかったと思う。

その結果、全体の判断スピードが遅く、
中途半端な動きで後手後手に回り、
相手をフリーにさせ過ぎた。

ミスからの失点がなければ、
それでももったのかもしれないけれど、
結果として、今日もうまくいかなかった。

今日の神戸がシュート7本で3点、
前節の浦和がシュート5本で4点。

そこには決定力の高さもあるけど、
同時に、清水が相手に
ゴール前での簡単なシーンを
作らせちゃってるっていうのがある。
相手をフリーにさせ過ぎてる。

フリーにさせちゃっているのは、
判断のスピードが遅いから。

そこを改善させるために、
自信を持てって言っても難しいから、
もっとシンプルな戦い方にして、
頭の整理をさせることが重要だと思う。

それでいてチームの戦い方、
選手間の距離を大事にして、
パスをつなぐサッカーをブレさせないこと。

大榎監督の戦術を信じて戦ってる中、
それがブレたら、チームは終わる。

じゃあどうすればいいか。

僕が勝手に思うのは、
チーム全員がよく走れて、
守備できるメンバーで戦うこと。

得点力と高さのあるノヴァコビッチは、
大切な存在ではあるけれど、
前線からの守備としては機能していない。

前線からのプレスのタイミングが、
いつもバラバラになる。

だったら1トップを瀬沼にするか、
FC東京戦のように
大前と高木俊の2トップにすることで、
チーム全体での守備ができるようになるかもしれない。

ボールをどう奪うかが明確になれば、
全体をコンパクトに保ちやすいし、
ボールを持った相手選手に寄せやすい。
ボールの出しどころを抑えられる。

攻撃では選手間の距離も改善されて、
パスもつながりやすくなるし、
ショートカウンターが生まれやすくなる。

ミスが起こっても、距離がいいから、
もう一度ボールを奪いやすくなる。

シンプルに全員が動くわけだから、
余計なことを考える必要がなく、
判断スピードが上がるかもしれない。

って、机上の空論だけど…そんな戦いを見てみたい。

次は中2日で、ホーム・ガンバ大阪戦。
アウェイでは、成す術なく完敗した相手。

今の状況で、どこまでやれるか分からない。
ただ、今日と同じ戦い方をしていたら負けると思う。

チームを再構築する難しさの中、
後ろの選手にケガ人が続出する不運はある。
でも、今のメンバーで戦うしかない。

いい方向に変化すればいいなと思う。

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