2015 J1 2nd第1節 最低のセカンドステージ開幕戦

J1 2ndステージ開幕戦、
清水はホームで神戸と対戦し、0-5で大敗。

最下位に終わった1stステージから2週間、
立て直しを図ったはずが、
大混乱を招いた形になって大量失点。

守備の形はなく、攻撃では形をつくれず、
まったくいいところのないまま敗れた。

また、今シーズン最低の試合を見せた。

せっかく気持ち的にもリセットできる
2ndステージ開幕という場で、
大量失点をして、結局最下位スタート。

とくせいれいカードを使って、
借金が0になった直後、
キングボンビーにサイコロ10個振らされて、
また多額の借金を抱える、みたいな気分。

一体何をやりたいのか、
どんな戦い方を目指しているのかさえ、
よく分からない試合だった。

サンドバック状態。
いや、叩いてもふにゃっとなって、
サンドバックほどの手ごたえもない、
抱き枕みたいな状態だった。

90分間、抱かれ続けただけだった。

清水のプレスが、神戸にうまくいなされたのはある。
確かに神戸の選手は上手かった。

ただ、なぜあんな簡単にサイドを抜け出されるのか、
なぜあんなにもフリーの選手を生んでしまうのか、
なぜカウンターを受けても走って追いつこうとしないのか。

チーム全体での守備がぐっちゃぐちゃで、
90分間を通して混乱してた感じだった。

しかも一時的な混乱じゃなく、終始混乱。
立て直そうにも立て直せない様子は、
明らかにまずい状態だった。
2ndステージ開幕戦で見せる守備じゃない。

いろいろ原因があるんだろうけど、
大きな原因は、ウタカとヨンアピンを
無理に出場させたことだと思う。

11人全員が連動して献身的に動かないと
機能しないスタイルなのに、
ケガであまり動けてないウタカと、
1年ぶりの出場で試合勘がなく、
ケガを負っていた足への不安があるうえ、
3バックを合わせる練習が極点に少ないヨンアピンを、
なぜ先発で起用したのか。

本来の能力には疑いの余地がないけれど、
ウタカが相手の起点をフリーにし、
ヨンアピンがディフェンスラインを崩してた部分は、
あったんじゃないかと思う。

しかもウタカをフォローするのは、
ガムシャラにいくタイプの石毛と金子。
目的をなくしたルンバのように、
ボールを掃除する場所を見失っていた。

ここから立て直す方法は、2つあると思う。

1つは戦術やフォーメーションの変更。
ヨンアピンと平岡復帰で、
テセ加入となれば、違う戦術の方が、
フィットする可能性はある。

もう1つはコンディションが良くて、
連係に問題がない選手をスタメンで使うこと。

たぶん大榎監督は選手の入れ替えを選ぶはずで、
それはそれでうまくいく可能性はある。

ただ、少しでも相手のボールの出どころをフリーにしたら、
今回みたいにサイドをチンチンに破られる。

それと相手によってハマるときと、ハマらないときが出るのは、
覚悟して戦わなきゃいけない。

なんにしても、時間がない。

チームが進む方向を、信じるしかない。

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