2015 J1 2nd第9節 残留圏との勝ち点差5

J1 2ndステージ第9節、
清水はホームでFC東京と対戦し、1-1で引き分けた。

6試合ぶりに先制点を奪い、
全体的に試合を支配していたけれど、
太田の左足FKにやられて痛い痛いドロー。

勝ち点を1しか積み上げられず、
勝った15位・新潟との勝ち点差は5に広がり、
状況はさらに厳しくなってきている。

守備の安定感は、明らかに増している。
今日のスカパー実況を担当した、
テレ静の鈴木アナ並みだった危うさは、
ほとんど感じられなくなっていた。

さらに今日はヨンアピンを左サイドバックに置いて、
センターバックのコンビは、角田と平岡。
これからも日本人2人にすれば、
コミュニケーションをしっかりとれるわけで、
連係面での問題も、なくなると思う。

さらに、全体があれだけ守備をすれば、
これからも大きく崩れることはないと思う。

だからこそ、攻撃面の精度の悪さが際立つ。

前節のガンバ戦よりは、
遥かにゴールのニオイはしたけれど、
個の力によるところが大きくて、
決定力がなく、連係もまだまだ良くない。

そして、余裕があまり感じられない。
精神的に余裕がないと、判断を間違えたり、
周りが見えにくくなるわけで、
降格圏で勝てない中で、症状が出ているのかもしれない。

シュートのタイミングで打てなかったり、
逆にパスを出すコースがあるのに、
無理にシュートを打ったり。

どうにか決めなきゃと考えすぎるのも、
逆にいつも通りのプレーしようと意識するのも、
どっちにしても、いつもと違う意識になってるわけで、
いつも通りのプレーにならないことは多いはず。

チームが1つになっていても、
自信を失っていなくても、
焦りは生まれるわけで、そこにはミスが伴う。

シュートやパスのミス、判断のミス。
なかなか勝てないのは、そういうとこにもあると思う。

たぶん1勝しても、そこは解決されにくい。
1勝しても2勝しても、残留争いは続くわけで、
今シーズン最後まで、プレッシャーはかかり続ける。

今日の試合、年間17位が、
年間3位と戦って引き分けたのは、
もし1stステージ第9節だったら、
十分な結果だったと思うはずだし、
内容も良かったから、希望が大きかったと思う。

ところが、今は残り9試合。
勝ち点2を逃した気持ちの方が大きい。

そして差を広げられてしまった分、
焦りはこれからも生まれ続けると思う。

でも幸い、守備がある程度良くなってきたことで、
W杯予選でリーグ戦が中断するこの2週間は、
攻撃面の練習に、ある程度時間を割けるかもしれない。

そこで連係を深め、掴んだ得点のパターンが、
プレッシャーがかかっても、よりどころになるような、
得点力不足解消の武器になると信じてる。

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