2016 J2 第39節 残り3試合・勝ち点差3

J2第39節、清水はホームで
京都と対戦し、4-1で勝利した。

京都はここ6試合負けなしで、
うち5試合は失点0という中で、
Jリーグ新記録となった、テセ・大前の
5試合連続アベックゴールなどで4得点。

最後、キーパーのケガがあって失点を許し
無失点試合記録は伸ばせなかったものの、
今シーズン初の6連勝。

ただ、上の2チームがどちらも勝ったため、
自動昇格圏内との勝ち点差は3のまま。

残り3試合、負けられない状況は続いている。

京都は、ここ最近の相手とレベルが違った。

2-0になるまで、どちらに転んでも
おかしくない試合だった。

セレッソ戦以降の4連勝は、
正直相手に恵まれた部分があって、
昇格を目指すうえで、勝つのが当たり前だった。

でも今日は、そうじゃなかった。
プレッシャーの速さ、プレーの正確さ、
パスの精度、ボールの出しどころなどなど、
フィニッシュ以外は格段に違った。

ただ、清水はそれ以上に強かったと思う。

決定力のある選手がいる強さ。
松原のクロスからのテセ・大前のゴールは、
どちらも簡単なシュートじゃない。

ただそれと同時に忘れちゃいけないのは、
決定力ある選手たちがいたにもかかわらず、
咋シーズンは降格したということで、
決定力を発揮できるだけの組織ができてきたことが、
今の清水の強さの要因だったりする。

小林監督が、基礎を教え続けてきて、
ついに花を開き始めた。
若くて素直な“生徒”が多い清水には、
かなり合っている監督なんだと思う。

J2とはいえ、今はサイドから、中央から、
どちらからも攻めることができる。
長短のパスと連動した動き、
ポジショニングで、相手を崩している。

京都という強い相手に勝ったことで、
シーズン前半からの大きな成長を感じた。

それに加えて、ディフェンス面では、
相手のシュートコースに入ったり、
ゴール前で体を張ることが、
自然とできるようになってきている。

簡単に崩れないチームになっていて、
勝負弱かったチームからの変化を感じた。

とはいえ、これまで何度も
清水の勝負弱さを見てきたからか、
次も勝てるという自信はまだ持てない。

次は中2日で、移動距離の長い四国へのアウェイ。
J2残留争いのチーム相手とはいえ、
何が起こるか分からない。

選手たちは気を抜くことはないだろうけど、
うまくいかないときがあるとすれば、
この中2日という日程のようにも思う。

そんな不安を吹き飛ばす勝利を収めて、
自動昇格圏内にぴったりくっついてほしい。

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