2017 J1 第25節 価値ある偶然の1勝

J1第25節、清水はアウェイで
甲府と対戦し、1-0で勝利した。

残留争いのライバルに対して、
基本的に劣勢のまま進んだ試合は、
デュークの頭痛んで動けない風からの
最後っ屁ヒールパスがゴール前の北川に通って、
北川が見事な胸トラップからのズドンで決勝点。

クソみたいな内容の試合に、
面白ゴールで運良く勝利し連敗を3でストップ。
降格圏との勝ち点差を8に広げた。

偶然勝てた試合だった。

清水は選手個々のボールコントロールが良くなく、
パスもズレていた。

ワンタッチ目のコントロールが悪いから、
ボール運びがスムーズにならなかった。

パスは近くの味方にボールを預けるだけで
展開力はほとんどなかった。

ボールを持てるのに焦ってクリアしたり、
ゴールラインやタッチラインにクリアしていた。

距離感が悪いからパスの出しどころがなかった。

そんな、選手が本来持っている技術の
半分も出せていないんじゃないかという試合は、
かなりの運と、それなりの実力で
相手が外しまくり、北川が決めたという感じだった。

ただ、こうなるのも仕方ない部分はある。

思い出したのは、2014年のJ1最終節、
0-0の勝ち点1でJ1残留を決めた、同じく甲府戦。

負ければJ2降格の可能性があった中で、
余裕がなかった清水の選手たちは、
セーフティーに試合を運ぶしかできず、
試合内容は酷いものだった。

今回も、ガチガチになってしまう状況。
しかもこれまで軸になっていたボランチの竹内が欠場し、
ケガから復帰の白崎がいつもと違う前線で出て、
新加入してまだ時間が経っていない清水も先発。

結果論として、これで十分。
偶然の勝利でも、大きかった。

勝つことで得られたのは、勝ち点3以上に大きい。

もし負けていたら、
残留争いにどっぷりとハマるうえ、
これまで上位相手だから3連敗だったと、
自信を失わずにいられたかもしれないけれど、
下位にもやられて自信を失いかねなかった。

これで残留ラインからは、勝ち点差8。
ビクビクしてプレーする位置じゃなくなり、
連敗が止まったことで、自信を失うこともない。

勝っても内容が悪くて、不安はあるだろうけど、
負けてたら立て直すのが相当難しくなっていたと思う。

借金を抱えているときに、
宝くじが当たったようなもので、
偶然だろうと、生活が楽になったことは大きい。

ただ、問題があるから借金を抱えている。

自分で稼げるようになってほしい。

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