2018 J1 第17節 大阪勢を相手に2連勝

J1第17節、清水はアウェイで
G大阪と戦い、2-1で勝利した。

不調の相手に、ハードワークで流れを引き寄せ、
ボールを奪ってからの素早い攻撃をきっかけに2点。
ガンバの希望を破壊した。

中断期間明け2連勝で、シーズン前半戦を、
7勝3分7敗の五分で終えることができた。

セレッソと同じように、ガンバも中盤の寄せが甘く、
ボールを簡単に持てたのは大きかった。

そしてどうにもうまくいかないガンバに、
助けられた部分も、大きかったとは思う。

とはいえ、清水の距離感の良さで、
試合を優位に進められていたのも確かで、
無闇に蹴るだけのシーンは減少。
一方でボールを奪ってからのチャンスが増えている。

そしてボールを奪ってからの攻撃が明確。
北川が裏へ抜けるスタイルを確立したことで、
攻撃がシンプルかつ威力あるものになっている。

サイド攻撃一辺倒だった清水に、
新たな武器が備わったことで、
攻撃の威力が増しているのは間違いない。

ハードワークによる堅守速攻。
主力へと成長した、北川と金子の存在は、
今の清水に欠かせないものとなっている。

ここ1~2年、サッカーに取り組む意識が
高まっている若手の存在が、
ようやく結果に結びつき始めている。

北川や金子、松原の言動を見ていると、
向上心とともに、今何に取り組むべきかが
しっかりと考えられている。

そんな意識の高い選手が、
大きな勢力になり、実際に結果を残すことで、
チーム全体のサッカーへ取り組む意識が
高まっているんじゃないかと思う。

人は野心と自信を持って何かを始めても、
自分よりも優れた人の中に入ると遠慮を始め、
うまくいかない挫折を味わう。
いつの間にか自信を失い、野心を持てなくなり、
能力があるのに、成長できずに終わってしまうことがある。

それが、這い上がろうとする仲間と一緒に、
這い上がる術を考えながら取り組むことで、
いつの間にか先輩を超えた存在になっていく。

成長できる選手と、成長できない選手の差。
それは個人の意識の差はありつつも、
チーム内の環境の差、仲間の差も大きいと思う。

悪い友達がいれば、悪いことを始めるのと同じ。
プロだろうと、心が弱ければ同じことが起きる。

そんな心が成長できていない選手を、
引き上げる環境が、選手たち自身によって、
ようやくできてきているんじゃないだろうか。

じわじわと成長を続ける若手の存在は、
大きな戦力になり、結果につながり、お金にもなる。
チームにブランドにつながる。

・・・と、軌道に乗った風に書いたけども、
W杯明けの再開後は、
体が重すぎたセレッソと、絶不調のガンバという、
2チームが相手だったから連勝できた部分もある。

ここから内容を落とすことなく、
結果を積み上げることができれば、
もっと上が見えてくる。

その可能性を感じるチームには、なっている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です